祈り

カメリア

ことのは つづり, 祈り, 季節, 植物&食物

Camellia waiting for her own moment to bloom, even storms can’t interrupt her way; making us to believe that everything is possible if that’s what meant for:)

万葉集にも詠まれ、命のシンボル・聖なる樹木として、また女性の美しさの象徴の花として、それこそ…天武天皇・持統天皇が生きていた時代から愛されている椿

白雪姫のように、吹雪舞う日さえも味方にしてしまうその芯の強さに、自然から教えられる事の多さを実感します
神社やお寺の境内を見渡すと、浄化・祈りの植物で溢れており、祭礼や法要に使用される植物にも全て意味があります

またヨーロッパの教会では、古代から薬草・ハーブが栽培され、治癒治療として牧師や修道女により薬として調合されていました

全てに祈りが満ちている
目に見えないから、空っぽで何もないのではなくて、目に見えてないだけで、そこは「満ちている」ということ
「見る」物差しや見方や考え方をちょっと変えると、見えてくるものは数え切れないほどあるのです

Anju

HAKU

祈り, 季節, 祭禮, 行事, 神仏

-Sarasvati service- Appreciating what rivers bring us, praying that this flow will never stop; its carrying every single life:) yours..and mine:D

本日朝7時より、吉野山弁財天の祭禮を行わせて頂きました。
この日に合わされたような雪深い中、凛とした冷気と鈴のような音色の静けさ。

古代インドのサラスヴァーティー大河の神様がルーツとされています。
「大河」「水」「自然」の偉大さや雄大さを御神体とし、水とその循環がもたらしてくれる、命への恵みに感謝する。

個人的に、川の神様と聞くと、千と千尋の神隠しのハクをイメージします自然そのものに、全てに神様が宿っていることを全身全霊で感じます

どんな大きく長い大河にも、必ずその始まりの一滴の源流がある。

目に見えるのは大河の雄大さだけれども、表に出ない小さな小さな源流の偉大さを知る。

その源流へとあらためて心を向け、一滴一滴の雫に込められた想いと祈りを再確認する。

源流(原点)を大切にすることで、大河は必ず答えてくれる(再生)と信じます。

Anju

未ち満ちて道

祈り, 想い, 神仏

bluebird2017年の幕が開けました!
おめでとうございます!

今年の抱負は、何かありますか?

当山の抱負は「straight・まっすぐな柱」「unchain・解き放つ」「passion・波をたてていく」です。

去年の春開設されたこちらのブログ。
秋頃からは特に、多くの方にお声をかけて頂きました。
同じ志を表明して下さる方、前向きな温かいお気持ちもあれば、批判や否定や拒絶の視線やお言葉もありました。

当山の軸にある想いをどう伝えていこうか、変えていきたいと強く願う事を変えていけるんだろうか、意味のないことをしているのではないか、想いを文章にすることで本当に伝わっていくのだろうか、何も変わらないかもしれない。
でも、やってみないと、言葉に出していかないと、何も変わっていかないことがある。

個人のブログではなく、櫻本坊というバックグラウンドがあるなら尚更、誤解をうんだり迷惑をかけてはいけない、と何処まで文章で表現していいのか、その線引きというのがまだ定まっていませんでした。

が、新しい年が開き、恐れずにどんどん進んでいこうと決心できました。
brand new morning of the year心をぐるぐると巻きつけていたチェーン、そのチェーンは少しずつですが緩められてきました。
今までは、その緩んだ隙間に、外から光の筋が入り込む受け身でいましたが、今年からは、内側から外に光を放つ、その発信の本格化が始まったと思います。

ちょっと日常より濃い場所にいる中で、長く見てきた表と裏・光と闇・外と内。
素晴らしいところ、良いところも多く実感する中で、裏の裏の様々な正反対のことも見て聞いて経験してきました。
でも全てに+-があり、陰陽があるように、どんなことも繋がっていて、球体のように色んな側面がある。
一部を見て全体を語らないことを教えられました。

変化の実現を更に可能にするのに、遠慮していても意味がない。
なので、こちらのブログも、もう少し具体的に踏み入った事を書いていこう、今年はもっとハッキリと言葉を選んでいこう、と計画しています。そして何かしら、何らかの形で、この想いが繋がっていくことを信じています。

あえて波をたてて変化を促していく、ブログが炎上してもbring it on!です。
そこが「passion・波をたてていく」の抱負にちょうど当てはまります。
openroad一番伝えていきたいこと。

どこに心があるのか。
そこに心はあるのか。

なぜこの道をいくのか。
この道を歩み始めた時の志や想いは何だったのか。

原点・初心を、今この時だからこそ、今一度振り返って再確認しなきゃ、と感じずにはいられません。

どの世界でも言えることかと思いますが。
どんなに形と型があり、衣装を着、何らかの資格や肩書きがあったとしても、そこに心・真心がないと、何の意味も持たないから。ただのかっこつけのコスプレイヤーで終わり、周りもそういった目でしか見なくなるから。

人からこう見られたい。思われたい。特別なことをしているんだ。だから偉いんだ。
ある意味で、この考え方というか、周りの見方も、こういった思考回路の習慣が出来上がってしまっているように感じ、そんな変なプライドは、捨てるべきやと、私は言いたい。
そういった習慣が当たり前になってしまっていることに、危機感をもっと持ってもらいたい。

性別に国籍に職業に肩書き、組織の大きさに人数の多さ、お堂の大きさに仏像の大きさ、「文化財」という肩書きの有無・・・
祈りの道にそんなボーダーは本来関係ないはずだから、そういったことを取り払い、何が一番大切なのかを再確認していきたい。

ビジュアルで目に見えることだけを見るのではなく、見えてないようで見ていること、見ているようで見えてないこと、星の王子様の心の目を磨いていきたい。
そこが「unchain・解き放つ」の抱負に当てはまるところ。
天武さんしめ縄祈ることって、なんですか?
人の評価を得るために、この道を歩んでいるんですか?

「形の姿勢」ができても「心の姿勢」がなっていないと、あの有名な劇団四季の稽古場の言葉通りになってしまうと思うのです。

慣れ・だれ・崩れ・去れ
sun神仏と人間を結ぶ柱は、心しかない。
その柱を高くまっすぐ太くしていくのも、心でしかない。

手塚治虫のアニメ「火の鳥」が、空に向かって真っすぐ光の柱をたて飛ぶように、その真心・祈り・想い・・・が運ばれ、そして通じるためにも、「運心」「心通」の意味を、今年は特に発信していきたいです。
そこが「straight・まっすぐな柱」の抱負に当てはまるところ。

この3つの柱で、今年も前進していくのみ。
皆さん一人一人の火の鳥の柱が、天高く伸びる1年となりますよう、お祈りいたします。

Anju