GAGA | ブログ@櫻本坊

やまと ことのは つづり

膿出すもの。 産み出すもの。

“私たちにできることはせいぜい、神の生成を困難にしないことです、ちょうど、春のめぐってくる時、大地が春の生成を妨げないように”
ーライナァ・マリア・リルケ

過渡期というカオスが膿出すもの。
産み出すもの。

春に向かう季節、人間が身体の毒素をデトックスするように、また大地から空に向かって植物が芽を出すように。

自然が教えてくれる、人間として大切なことー

梅がゆっくり開花
梅は極楽の世界の香り

後押しとなりますように

ワークショップ: あなたの背中を押してくれる『道開き香水』づくり〜御神木の桜の香り〜 いよいよ明日です
お申し込み下さっている皆様、お気をつけてご来山ください。

また、キャンセル待ちがでるなか、今回はご参加が叶わなかった皆様、今後も定期的に寺内で開催予定ですので、次回お会いできますことを心よりお待ち申し上げます。

櫻本坊の祈り・想いが、1人でも多くの方の日常・人生を、光で満たす後押しとなりますように

誠心誠意尽くす

19歳、ふっくらとした若々しい役行者…櫻本坊の現在のご本尊様です。
*初代本尊は、天武天皇お念持佛 釈迦如来坐像
*ご利益は、主に厄除け・道開き・健脚
多くの役行者のお姿が、修行のため痩せ細り険しいお顔をされているなか、こちらの役行者のそのお顔は穏やかに「笑っている」…なんとも安心感や親近感で惹きつけられます。厳しさや荒々しさの中だけに、修行があるのではありません。
優しさや思いやりの中にも、葛藤や怒りが芽生える時がある。
その葛藤や怒りを知り、そのうえで「ありがとう」を素直に伝えれるかどうか…

人間として今日を生きることほど、困難で、大変で、愛おしくて、尊い修行は他にない。

誠心誠意尽くす姿勢を貫くことの困難さが増す、今の混沌とした社会で…真心を失ってしまうことが、最も危惧すべき「人間としての当たり前」ではないでしょうか。

2月20日、奈良新聞様で、当寺院ご本尊様、またお寺の現在の取り組みに関する記事が掲載されました。担当記者様、ありがとうございます。

『祈りの回廊』にインタビュー記事が掲載されました

冊子『祈りの回廊』2020年3月〜9月 春夏版「特別講和」に、当寺院住職と執事のインタビューが掲載されました。
自分を見つめ、助け合い、尊重と融和の日常へー

櫻本坊の軸にある想いを、さまざまな所・形で発信して頂ける機会が増えました。

伝え続けること、実践し続けることは、相当の忍耐と努力と、何より「信じる力」が必要です。まして、その殆どが、人の目に触れないことであるなら尚更、途中で投げ出したくなる日々も、誰にだってあります。

でも、今日まで諦めなかった。
そして、今日も諦めていない。

その想いを、力とし、同じ方向を向いて進んでいく仲間が着実に増えていることの有難さに、感謝が増す日々です。

冊子は当寺院でも配布しております
またWEBからも読んでいただけます
関係者皆様 ライター様、心より感謝申し上げます。

『祈りの回廊』特別講和 掲載記事↓
http://inori.nara-kankou.or.jp/inori/special-interview/kowa40/

誤魔化しは、一切きかない

目を閉じ黙っていても -With or without eyes opened-
神仏像は、私たち人間に、直接声に出して語りかけることはありません。

目を開いているお姿…目を閉じているお姿…いずれも、目の前で起こるすべてのさだめ(出来事)を、じっと観つめ、耳を澄まし聞いて下さっています。

どんなことが起こっても微動だにしない、その寛大さの裏側に、我々と共に喜び、悲しみ、耐え、挑戦する側で寄り添って下さってい

そして同時に、相手は何も言わないから、見ていないから、自分は何をしてもいい、やってもいい…という発想の傲慢さを知る。

神仏像の御前にひかれる「結界」の存在の意味と、重みを知る。

時に「厳しさ」「叱り」として導いてくださる、その慈しみの畏れ多さ。

“天知る地知る我知る人知る”

誤魔化しは、一切きかない。

Anju

……
昨日2月13日、奈良新聞様で「天武天皇お念持佛 釈迦如来坐像」に関する記事が掲載されました。担当記者様、ありがとうございます。
https://www.nara-np.co.jp/news/20220213212928.html

吉兆

ほんの束の間の景色ー

少しタイミングがズレていたら、そこに自然のギフトがあったことにも気づかなかったでしょう。

ふとした瞬間に、たまたまの偶然が重なり、自然が見せてくれる風景。

日々の日常、人生においても、そこにせっかく宝ものがあるのに、気づかずに過ぎていくことも多いのかもしれません。

何の特別でもない当たり前の毎日が、最も幸せな時空間であることに、感謝の気持ちが溢れます。