吉野聖天尊像
- 秘仏
- 人身・象頭・双身
吉野聖天尊は、今から約1350年前に役行者さまが大峰山の最奥、深仙宿の近く聖天の森で勧請し、まつられた日本最古の聖天さまです。
その後、より多くの皆さまがお参りできるようにと、当山の第2世・角仁(かくにん)住職が吉野山に移され聖天堂を建立、今日に至ります。
聖天(ガネーシャ神)さまは、大聖歓喜自在天(だいしょうかんぎじざいてん)、或いは大聖歓喜双身天王(だいしょうかんぎそうじんてんのう)と称されます。
シヴァ神(大自在天)と妻パールバティの息子で、縁結び・和合・財宝・学業成就の神として古来信仰が盛んです。
ヒマラヤ山脈の鶏羅山(カイラス山)に住し、九千八百の眷族(けんぞく)を率いて世界と衆生を守護下さいます。
「人身象頭双身」のお姿で、十一面観世音菩薩とご縁が深く、日本ではお厨子の中に秘仏として共に祀られます。
「大日如来最後方便の身、観自在尊慈悲深重の尊体なり」と説かれるように、宇宙の中心・究極の神仏として大慈悲心と共に顕現くださいました。そして心からこの天に向かい祈りを捧げるとき、無量の祈願がすみやかに成就する、と説かれます。
当山では毎年10月1日 に大祭法要が執り行われます。
是非ご参拝ください。
合掌
- ご宝号
- 南無大聖歓喜双身天王(大聖歓喜天にすべておまかせし帰依いたします)
- ご真言
- オンキリギャクウンソワカ/オンギャクギャクウンソワカ