大峯山シリーズ
“一滴の水も天地の恵み
一粒の米も労苦の賜物
濃淡多少は問うところにあらず
慎みて食の功徳を念ぜん
いただきます” (食前の言葉)
得度式・奥駈修行・聖地巡礼…修行の折に、必ず全員が読む言葉で
自分には、目の前の食事を頂くに値するほどの正しい振る舞いや、
いかに多くの方達の手と手前、苦労があって、自分はこの食事を頂
今一度、自分に問いかける時間。
感謝や反省を意識する時間。
食事は、お腹を満たすためだけの行為ではなく、「薬」です。「心
そして「毒」にもなりえる、生きる行いを修める中で、食べること
好きなものを好きな時に好きなだけ食べれる、この飽食の時代、あ
オイシイ、と決めるのは、味や場所や値段ではなく…全て、自身の
(山上参籠所 坊守撮影)
*参籠所キッチンと、とある日の昼食準備
Anju