大峰山

戸が開く 光が放たれる -大峰山 戸開式-

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戸が開く 光が放たれる
漆黒の闇に包まれる静寂な 本日午前3:00より、大峰山上にて、戸開式が厳修されました。

本日5月3日から9月23日まで、修験道根本道場である大峰山は開山しております。

万葉時代の日…大峰山上にて、役行者は、どの神仏よりも厳しいお姿を追及され、ついに金剛蔵王大権現を祈りだされました。

そして、後世「修験道」と名付けられた、世界の平和と、命ある全てのものの幸せを祈る「道」が誕生しました。

それから1300年以上の時の流れの中で、継がれ続ける祈り。時代の弾圧を受け衰退をしては、必ず再興され、今なお 神仏習合の形を継承し続ける道。

修験道の修行は、決して自分のためだけのものでも、自分1人でしているものでもありません。
まして、修行をしているから「その人」が偉いわけでもありません。

最も尊ぶべきは神仏であることを第一に、他者と社会のためにどう動くべきかを考え、心の向けどころを決して間違えてはならないのが「修験道」を歩む者の心得です。

過去 現在 未来をお救い下さるという蔵王権現。
生きている「今」こそ「過去」であり「現在」であり「未来」。時間も一如です。

修験道は、与えられた命の「今を生きる」行いを修めていくこと。

浄く 明るく 正しく まっ直ぐ、今できる100%で今日を生きること

修験道だけでなく、誰もが求める「幸せのためにどう生きるか」という道。その道標べの1つの聖地が輝きを増す夏が、今年も始まります

Anju

天武天皇 御念持佛 釈迦如来坐像 特別ご開帳ご案内

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天武天皇 御念持佛 釈迦如来坐像 特別ご開帳

本日6日より17日まで、櫻本坊 宝聚堂に鎮座されます 重要文化財・釈迦如来坐像-白鳳(飛鳥万葉)時代-が特別ご開帳されています。

はるか1300年前 万葉時代、天武天皇が櫻本坊を建立ご開創に際し、こちらの釈迦如来坐像を造立されお祀りされました。

櫻本坊の初代本尊となります。

大峰山系全体を通じて、役行者と同時代に当たる現存最古の彫像は本像だけであり、吉野山の信仰を考える上で重要な位置を占めています。

天武天皇が、釈迦如来に祈られたこと、それはきっと、日本(国家)の本質を未来へ繋いでいく強い信念、国造りへ懸ける希望に満ちた気持ち。そして民を想う清らかな思いやりであったのではないでしょうか。

平成が終わる最後の1ヶ月。
新時代の日本へ願う祈りを捧げに、皆様のご帰山お待ち申し上げます。

六根清浄 -中今-

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長月に入り、蝉の声と鈴虫の声が、四季の移ろいのバトンを共に握っているよう。
予期せぬ災害 天災を前にすると「当たり前」が「当たり前」でないことを痛感します。

日本人は、自然・命を内側から見る精神性を持つ民族です。内側から見ている命こそが自然。
自然と共に生き、生かされている私たちの「この瞬間-今-」の命を、共に大切に生きていきましょう。

さて、そろそろ、大峰山も戸閉(9/23)が近づいて参りました。

自然の中を祈り歩く中で、また護摩の中で、更には神道の祝詞(六根清浄太祓)の中でも「六根清浄(ろっこんしょうじょう)(むつのねきよくきよらか)」という言葉が使われます。

「懺悔 懺悔 六根清浄」
「我身は六根清浄なるが故に、天地の神と同体なり」
「人は即ち天下の神物なり- 諸々の法は影と像の如し。身清く心潔ければ、かりそめにも穢るる事无し。説を取らば得べからず」

神仏、そして私たちの祖先が導いて下さる「道」や「教え」に共通しているのは、祈願の前にまず「今在る、共に在る命」に感謝する心、そして気づかぬうちに作ってしまう罪や氣枯れを、祓いにより清浄とし、生命力の再生を「むすぶ」ことの重要さです。

心身が清められ、神仏と繋がる柱が太くなればこそ、心に想う願い祈りは全て成就して、叶わないことはない。

極めて実践的な「六根清浄」を唱える意味と、浄く明るく正しく直く生きる意識を、日々のお勤めの中で築き上げ、確たる信念、そして信仰へと繋げていくことが、当山の一途な願いです。

Anju