ことば

「寿命」のお話 -愛別離苦の裏側にあるもの-

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「寿命」のお話 -愛別離苦の裏側にあるもの-
日本の8月は、お盆や歴史の記憶を風化させない記念日を含め、イノチを見直す月ですね。

去年より講師として担当させて頂いております、甲南大学「死生学」の授業で、学生さん達にお伝えしている「死生観」のひとつ-

「死が怖い、それは自分が死ぬことへの怖さよりも、自分が大切と想う人を失うことへの恐怖。その恐怖感も、死生観の1つである」

大切に想う人の「死」に絶望している時、人がかけて下さるどんな言葉も、心に入ってこないことってありませんか?

時に、刃のように突き刺さる言葉を癒すのに、何十年という月日が必要になる場合もあります。

人によって「失い方」も違いますし、「救われた」と実感する言葉も十人十色ですが、当山が生命と向き合う日々の中で、腑に落ちた言葉があります。

「寿命」そして「愛別離苦」

寿命という漢字は「イノチにコトブキ」と書きます。
最も命が祝福されている瞬間に「産まれるトキ」と「死ぬトキ」が含まれている-

生身の人間として生きているからこそ得れる、数えきれない経験と感情。
同時に、肉体はなくとも、魂として可能になる、天命としての役割や働き方。

人生は「長さ」ではなく「生き方」である、ということ。

「四苦八苦」の中に含まれる「愛別離苦」-

誰もが必ず経験する、愛する人を失う苦しみや悲しみ。
決して「他人事」ではありません。

この苦しみの裏側には「すでに、愛する人と出会っている」という、何にも変えることが出来ない、かけがえのない喜び 幸せ 尊さがあるということ-

生きること 死ぬこと
どちらが怖いと感じますか?

無駄な時間も経験も出会いも、人生ではなに1つ存在しません。

今を生きる-
今この瞬間、私たちの側で笑っている人のイノチが、明日もあるとは約束されていません。
どれだけ気をつけていても、何が起こるか分からない世界に、私たちは生きています。

瞬間 瞬間の気持ちを大切に。
どれだけ愛し、感謝しているか、ごめんって思っているのか…言葉として正直に伝えれて、受け取れる毎日でありますように
Anju

吉野山 落語講演会

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吉野山 落語講演会

(主催: 吉野山人権のまちづくり推進協議会/ 会場: 櫻本坊 大講堂)
本日午後6時〜8時、落語家の桂 坊枝(かつら ぼうし)師匠をお招きして、人のつながり 助け合いをテーマに、落語講演会が開催されました。
今まで以上に「多様性」の旗が、至る所で掲げられ始めた令和。

国籍 性別 肩書き…全てをこえて、この地球に生を受けた全ての命に認められる「幸せに生きるため」の権利。

自分 相手 社会を幸せにできる、身近に出来る最初の一歩とは。

師匠のお話の中にも大きなヒントがありました。

「芸事でもまず真っ先に教えられることが“挨拶”」
「周りの人 社会へ挨拶が出来ない人に、芸事を教えることすら論外」

人との繋がりの中で、当たり前すぎて、でも絶対に欠かせない心配り・思いやり・感謝、それが「挨拶」

この心は、どの「道」にも通じることではないでしょうか。

-実るほど頭を垂れる稲穂かな-

桂坊枝師匠は、心配りが深く、周りの人を心地よくされる素敵な方でした

ありがとうございます

Anju

未来のために「今」どう生きるか -大峯山寺 慶讃法要-

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未来のために「今」どう生きるか-

季節は葉月
本日13時より、大峯山上 大峯山寺 本堂にて、慶讃法要を厳修させて頂きました。
ただいま大峯山寺本堂では、「奉祝 天皇陛下御即位記念」と致しまして、本尊 秘仏 蔵王権現尊像が、9/23までご開帳されています。
大峯山を護持する5寺院が、5月〜9月の各月 法要をさせて頂いており、8月は櫻本坊の担当です。
平日にも関わらず、出仕・参列下さいました関係者・行者・ご信徒の皆さまに深く感謝申し上げます。

あらためて「大峯山」という御神体について考えさせられる、令和の「始まり・原点の年」となりました。

大峯山あってこそ、御神体を護らせて頂いているからこそ、里の寺院の「祈りの光の柱・糸」は、太く揺るぎないものとして神仏と繋がっているということ。

1350年もの間、激動の時代もあった中で、大峯山を必死に守り抜き今に繋げて下さった、数え切れない方々の祈りと想いに感謝を申し上げるとともに、微力ではありますが、私たちも全力を尽くしていきたいと、胸にこみ上げる想いがあります。

「今だけ」良ければイイ、ではなく、100年後 1000年後の未来のために、「今できる」ことを常に考え実行し、未来で携わる方達の笑顔と誇りのためにも、引き続き謹んでご奉仕させて頂く所存です

皆さま、どうぞ引き続きご支援賜りますよう、お願い申し上げます。

Anju