午前3:30 本堂前にて「行ってきます」の勤行
久しぶりに顔を出した星空と、夏とは思えない涼やかな気温のなか
まだ暗い早朝、吉野山に響く、修行者達の勤行の声、リュックに付
そのような尊い修行に立ち会えること、同行(どうぎょう:立場も
「いってらっしゃい」「おかえりなさい」
奥駈修行「結団式〜道中安全祈願護摩」が厳修されました。
櫻本坊の神仏も、修行者と共に歩み、守り導いてくださいます。
絶対に途絶えてはならない、修験道伝統の神髄「奥駈」ー
そして、表に出る修行者よりも、はるかに多くの縁の下の力持ちの
この修行の日のために、全国より寄せられる、様々な形での祈りと
その想いを背負い、他者と社会の平安のために、ひたすら祈り続け
自分のためだけ、では成し遂げられないことも、誰かのためなら、
様々な形で結ばれる修行者とのご縁・サポートして下さる数え切れ
そして…この伝統を、先達・先輩・先人から、新人・若もの・後世
どうかどうか、全員無事に、そのキラキラした瞳を更に輝かせ、帰
ps 護摩の後のお掃除・境内の草抜き作務
皆が協力して
ありがとうござい
Anju
明日に迫りました、奥駈修行…
今年は感染症対策のため、人数を縮小しての厳修となります。
そして今回は、20代を含む若手の方、また過半数が新規の修行者
毎年、5日間を共に過ごす仲間達との出会いも、素晴らしいご縁。
年齢・肩書き・出身地・経験数・行者講所属の有無を超えた、互い
いま、自分には何ができるか。
いま、自分はどう必要とされているか。
体力さえあれば出来る修行、では決してありません。
湧き出る様々な想いや気づきに、気づいていく。無心に集中できる
奥駈の軸にある、修験道・役行者の祈り…「思いやり」に満ちた世
奥駈ほど厳しく、そして優しい時空感は、他にないのではないでし
……
ps 毎年お会いできる方、今年はお会いできない方、また来年!と今年
Anju