Posts published on 8月 2023

その暗闇を駆け抜ける情熱を

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企業様の社員研修として、住職先達の大峯山登拝修行がありました。

五番関から登拝~大峯山寺~裏行場と、今年も充実した時間を無事満行させて頂きました。

様々な形で繋がる、あたたかいご縁に感謝申し上げます。

大峯山頂 参籠所で迎える朝ー

”夜明け前が最も暗い”
その暗闇を駆け抜ける情熱を忘れないように。

先に待つのは光、そう信じぬく、いい意味での現状への「諦め(明らかになる)」と自信を、忘れないようにー

大峰山上で出会う景色ー

人生は、美しいものであふれているー

「おめでとう」という言葉の尊さ

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「おめでとう」という言葉の尊さ

8月9日(水) 岐阜県 せきレディースクリニック様にて、中部さい帯血採取施設 教育訓練内の講演をさせて頂きました。

教育訓練では、医療従事者の皆様に、さい帯血移植によって救われる生命のお話と、1本でも多く保存数を増やすことへの情熱と貢献の意味、祈りと医療の結びをお伝えしています。

櫻本坊が大切にする想いの一つに「祈りと医療 -CAREとCURE-」の繋がりの重要性があります。

医学で身体は治せても、医学だけでは治しきれない「心」。

祈り、に何ができるのか、お寺で日々多種多様な皆さまと携わらせていただく中で、常に自問自答することです。

心のケア、人の心に寄り添い続ける使命の宿る祈りの現場で、日々想うこと。

お寺という場所が、いま必要な方の拠り所であってほしい。沈んでいる気持ちを引き上げる、言霊を持って帰ってもらえる…祈りのクリニックであってほしい。

櫻本坊という場を活かしながら、参拝者 祈願者 皆さまの笑顔で、毎日を満たしていきたいです。


日本赤十字社 近畿さい帯血バンク様とのご縁から始まり、各病院(産科 婦人科 総合病院)で、医療従事者の皆様に向けて行われる教育訓練 講演担当は、今年で11年目です。

*中部さい帯血バンク <さい帯血ってなに?>↓
https://www.chubu-cbb.org/entry1.html

近年、血液の病気の新薬・治療の著しい発展が話題になっています。

さい帯血は、赤ちゃんとお母さんを結ぶ「臍の緒」から、出産時に採取される「祈りの血液」です。
さい帯血移植は、重篤な血液疾患の治療に役立っています。

出産を控えていらっしゃる方、身近に妊婦さんがいらっしゃる方、出産時の臍帯血 提供協力によって、救われる命があります。
患者の家族にとっても、繋がる夢と未来があります。

少子化、コロナ禍での献血の困難により、大変厳しい状況が、移植現場でも続いています。

1人でも多くの皆様の、深いご理解と温かいご支援をお願い申し上げます。

語り継がれることのない世界へ

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お盆という、生きている人間と故人の世界の境界線が薄くなる、特別な時間ー

櫻本坊歴代住職 坊守 有縁者のお墓へ、お掃除とお参りへ行ってきました。

刻まれている歴代住職の名前を目で追いながら、お掃除をしている間は、毎年多くの事を考えさせられる貴重な時間です。

きっと、それぞれの時代で、それぞれの課題・役割・やり方があったでしょう。そして、それぞれが、懸命に、必死に守った「大切なもの」があったでしょう。

そしてきっと、その多くは、私たちが知ることのない、どの書物にも、日誌にも、写真にも収められていない、日常で修められてきた行いであったでしょう。

結果として、現代に形として、諸神仏像・お堂 建物 空間・経典が継承され、そして、形として見えにくくとも、祈り・道・人とのご縁…「法灯」というかけがえのない「知恵」「教え」「心」が繋がれています。

人が生きている間に、何をしたか。何ができるか。どうやるのか。どうできるのか。

人間という小さな生き物が、遺せるものが限られている中で、果たして、人生には、どのような意味があるのか。

この日常のほとんどの出来事 思い 感情 言動は、自分がいなくなった後、語り継がれることはありません。

でも、やり続けることが、生きること。

100年後の未来に自分がいなくても、形があってもなくても、何を伝え残していけるかは、今の日常で何が「できるか、できないか」よりも、何を「やるか、やらないか」だと信じています✨

*写真は、吉野山にかかったダブルレインボー🌈