「Footprints -足跡-」(マーガレット・パワーズ作)という詩を、毎年雪の日に思い出します。
人生で最も辛く悲しい時、1人で歩んでいるように思いがちです。振り返って、歩んできた道のりを見ると、自分の足跡しか見当たらないからです。でも実際は、神様が私を背負って歩んでくれていたから、足跡は1人分だったという言葉が綴られています。
下が見えなくて、滑るのが怖くて、歩きにくいと感じる雪道。
前を行く人が残す足跡を踏み重ねられることの、安心感と心強さ。
誰も歩んでいない真っ白な雪の上を、自分が一番先に歩いていくワクワク感や勇気。
自分の後を、誰かが続いてくれているのを知った時の、嬉しさと責任。
いろんな日があります。
1人で歯を食いしばって踏ん張らなければいけない日もあれば、皆で力を合わせて押し進んでいく場面も多くある。
大事なのは、渦中にいる時よりも、過ぎ去った後に、学んだ事を人に伝えていく姿勢かと思います。
「自分1人で成し遂げた」という勘違いや傲慢さではなく、その時1人と感じていても、実際はいかに多くの支えがあったかに気付き、感謝の気持ちを忘れないこと。経験し学んだことを、日常社会で実践し恩送りしていくこと。
「知識」と「知恵」の違い、はそこにあるのではないでしょうか✨
今年1回目の月例 法螺貝講習会がありました✨
大講堂で実修(練習)があり、ベテランと新人が一緒に学び合い、形だけでなく心構えを磨き合う大切さ。
窓の外の吉野の山々に響き渡る、法螺貝の音霊の美しさ。
聖地の「声」は、自然から発せられ、自然に溶けていく。
多種多様な形で、日々沢山の皆さまが活用し、いろんな側面から愛される大講堂が、今年も新たな出会いと笑顔で、満ちていきますように✨