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“Nature doesn’t care”

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“Nature doesn’t care”
「自然にとっては、当然のこと」

時々、山の中で、野生動物のシカバネや白骨化した姿に遭遇することがあります。

また、先月まで毎日境内に来ていた、とても老いた雄鹿。
その姿を見なくなった時、もしかしたら何処かで生を全うしたのかな、と考えずにはいられませんでした。

どこかで、その生命を全うした、イノチ。
そして、どこかで、新たに産まれる、イノチ。

自然の摂理、サークルオブライフを考えると、肉体一個で生まれ落ち、魂一個で天に還るのは、人間動物関係なく、平等で当然のこと。

そして、自然にとったら、気が遠くなるような長い時間と森羅万象の中では、その循環は極めて当然のこと。

自分が産まれ、存在し、いずれ大地に帰ることは、自然からしたら、当然のこと。

その限られた肉体の時間の中で、何を想い、考え、どう行動するかー どの道を、実際どう歩むのかを選択するのは、私たち次第のこと。

山頂に辿り着くことだけが、人生の目的ではないことと、長い目で物事の本質を深く見る視野を、自然は、今日も教えてくれています。

……
旧暦の初午の日である本日 午前7時、高倉稲荷明神社にて、例祭を斎行させて頂きました。
山(自然)そのものをご神体とする、奥深き心あたたかい山の神が鎮座されます。山に入る者(仕事・修行)を守り、我々の心の最も弱い所に潜む「魔」を祓って下さいます。
こちらの眷属は、キツネより古い、古来からの信仰が残る白い日本狼達で、様々な魔厄病災いを祓い、起死回生へ導いて下さいます。

初心と永遠は続かない

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奉祝 天武天皇ご即位1350年

673年2月27日ー
1350年前の今日、天武天皇は飛鳥浄御原宮で、即位の儀を執り行いました。

革命の星のもとで生まれ、革命の時代を冷静に情熱的に、その意志を実行し実現し続けた、天武天皇。

人は、必ず初心を忘れます。
そして、どんな状況も、永遠はありません。

忘れてしまうからこそ、何度でも自身で気付き、意識し、努力することを怠らない。
「その時代」「その人」は、永遠に続かないからこそ、最も大切な本質と精神性の部分を継承する意味を、忘れない。

「何をするか」だけでなく、「なぜするのか」「どうやってするのか」…そこに焦点を置けるか置けないか。

大きな節目のお祝いの年に、櫻本坊原点である天武天皇の想いのお力添えがあること、感謝の気持ちでいっぱいです。

……
本日、雲ひとつない快晴のもと、天武・持統天皇御陵へご挨拶に行かせて頂きました✨満開の梅の香りに迎えられ、大変有り難い日となりました✨