ボーダーレス

Yoshino et Shugendo

ボーダーレス, インターナショナル, 聖地, 神仏

-We are partly introduced in the NIPPON 100 photo journals:) *article is in french

先月フランスのフォトジャーナリストのクルーが吉野山に取材に来られ、当山にもお越し下さいました。

天武天皇ご神像ご開帳中ということもあり、吉野山 奈良 日本に息づく、神仏習合の真髄を感じて頂ける貴重な時間となったのではないでしょうか。

Anju

SAKURA

ボーダーレス, ことのは つづり, 祈り, 想い, インターナショナル, 植物&食物, 聖地

今年4月に撮影協力をさせて頂きました、フレンチ コスメティック カンパニー Ushuaïa Beauté の「SAKURA」エピソードの映像が3部届きました。

Videos of SAKURA episodes which we took some parts this April are now broadcasted in France. Thank you Ushuaïa and those amazing associated crews:D mérci:)

心で感じる、吉野山の桜が持つ「内面の力」「祈りの力」が、日本中・世界中に舞い降りますように!

「原点」はなかなか表には出ません。
茎を支え、花を咲かせるための力の源は、土の中にある根であり、始まりは種であり、そして想いです。

水の流れが、時間はかかれど、岩をも打ち砕くように、私達も、良い想いを、届いて欲しい願う「心」の部分を、伝え続けることで、必ず繋がる未来と人の心がある、と信じています。

SAKURAも人も同じ。
種を蒔き続ける。祈る心構え、生きる心構え、心に響くものを、心を通して、
伝えていく。

アンチェーン

ボーダーレス, ことのは つづり, 縁の下の力持ち, 祈り, 想い

当山が目指す、本当の意味での”ボーダーレス”とは…

<アメリカチームと一緒に 笙の窟にて 20・04・17>
<滝行体験 21・04・17>

4月20日~21日にわたって、グローバルに修験道を若い世代に発信する目的で、アメリカチームによる撮影&取材がありました。

ただ滝行や登拝や勤行や瞑想をするのでなく、「する」という手段の目的は何で、「なぜする」のかを共に考え教えあい学びあい、想いと意見を引き出しあい、空間をシェアする機会に恵まれました。

派手な手段ばかりが目立って、パフォーマンスのように取り上げられることが圧倒的に多い中で、あらためて目的を再確認し、心の部分をしっかりと伝え繋げて行く必要性を感じています。

近年、海外からのお問い合わせ・ご参拝・修行や取材申し込みが増えています。しかし、私たちの中で、特に「外国人だから」という理由での、区別や特別扱いの概念は初めから一切ありません。
国籍や言葉が違うだけで、同じ生身の人間であることに変わりはなく、そこに心・想いがあるかどうかは、日本人も外国人も関係ないと思うからです。

「外国人に分かるはずない」
「外国人だったら誰でもいい」悲しかや、そんな風に考える人も中にはいるそうですが、そもそも相手も私たちと同じ、心を持つ人間です。

「そんな風に海外では伝わっていて、そんな風に捉えられているんだ!」
「え!そんなとんでもない訳され方されてるの?」

と、確かに時たまビックリする内容で、伝わっていたりするのも事実です。

でもそこで真っ向から否定し拒絶するのでなく、ではどうやって伝えることが出来るかな、どの言葉をチョイスしたら相応しいのかな、どうやってお互いの意見を引き出し合えるかな、決してどちらが正しくて間違っているかの決定戦ではありません。

視点や観点の違いはありますが、その視野を知れることは本当に貴重で、多くの学びがあり、同時にこれからの課題というのも多くでてきます。

分かり合うこと以上に、分かち合うことの大切さを感じます。

本当の意味でのボーダーレスとはどういった事をいうのでしょうか。

国籍や言葉だけでなく、性別・肩書き・出身地・宗派・ビジュアル・組織の大小・人数の多少・文化財の有無・・・一般的なインターナショナル化 グローバル化だけではなく、全ての人の心を解き放っていきたい様々なボーダー。

何より、心の向けどころが、もっとも重要なボーダーになっているように思います。

神仏へと繋がる光の柱は、我々の想いを結ぶ尊い柱です。向けるべき心の方向を誠にする、それが様々なボーダーを取り払える手段ではないでしょうか。

今こそ、心の向けどころを再確認する時だと思います。
1月に抱負としてあげた「unchain 解き放つ」が、まさに今起こっている真っ最中です。

Anju