金曜日早朝は、天川村洞川架線場から、大峰山上参籠所へ上げる荷物(食料や物資)を届ける日。
今夏最後の荷造りと、運搬でした✨
吉野から洞川へ向かう道中、既に明るく「暑い暑い」と言いながら走っていた日々が、秋の虫の鳴き声と、月や星明かりのもとでの運転へと変わり、季節の移ろいを肌で感じる時期。
朝日に照らされる山々の神々しさと、その光に反射してプリズム色に輝く霧雲✨
大峰山の戸閉式(9/23)まで、既にカウントダウンが始まっています✨
「今日の大峰山🏔️」(09.06〜07)
道中の暑さはありながらも、山上の朝夜は肌寒いそうです。
体温の調整等、何卒皆さまもお気をつけてご登拝ください✨
月明かりが照らしてくれる、山頂の姿も美しいです。
雨上がりの快晴の山上ヶ岳(大峰山 山頂)から、明石海峡大橋が見えるという、奇跡のような風景が待っていました✨
都合よく、晴れの日だけが「修行日」で「良い日」ではありません。
雨の日があるからこそ、空が透き通り、道(地)がかたまり、山水が登山者を潤わしてくれる。
どのような日も、学びがあり、発見があり、有難い。
心に思うことが、目の前の現実に映し出されるのであれば、自然はまさに鏡として、わたしたちの人生そのものを見させてくれています。
先週末は、得度受戒会が執り行われていました。
心新たに生まれ変わり、神仏へ、十の約束(十善戒)を守る誓いをたてる、大変重く荘厳な儀式です。
得度式で、自分が何を神仏に誓っているのか…分からなければ誓う意味がありません。
事前に「得度」とは、「十善戒」とは、「人として生きるうえで大事にすべきこと」とは…座学を通して、全員で学び合う時間を大切にしています。
得度受戒は、ゴールではなく、あらたな始まりにすぎず、その後の生き方にしっかり反映していく努力と意識が、益々問われていく「門」に立つということ。
菩薩行の意志と意義を、益々深めていく決意と覚悟が定まったということ。
その「門出」に立ち会えることは、お寺としてもとても感慨深い瞬間です。
昨日で今日、ではなく、じっくりとお時間をかけて、お寺と共に並走して下さり、様々な形でご縁を深める中で、迎える日。「同行」のご縁のあたたかさを、実感する日。
今回も、無事受戒されました皆さまの、雲ひとつない青空のような素晴らしい笑顔に、幸せな気持ちを頂きました✨おめでとうございます✨