お守り

水引きを結ぶこと

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寺内でお餅つきをし、神仏へお供えするご神饌の準備が着々と仕上げられています✨

この水引を結ぶ作業も大変有り難く、人と人・神仏と人・自然と人…尊い結縁に、様々な願いを想います✨

また、新春の護摩が多い月となりますので、壇木や乳木作りも欠かせない作務です✨

本年も、櫻本坊にご参拝頂きまして、心より感謝申し上げます。

あたたかいお気持ちを向けて下さり、様々なご縁で共に想いを力にして下さった多くの皆様に、寺内一同深く感謝申し上げます。

来年も、皆さまの心願成就・道開きのため、精一杯尽くして参ります。

何卒輝かしいお年をお迎えください✨

<<お正月のご参拝>>
○令和7年年1月1日(祝)
真夜中零時 新春のお勤め
13時    修正会 新春祈祷護摩供

○令和7年1月2日(木)
13時    修正会 新春祈祷護摩供

新春の護摩法要は、どなたでもご参列頂けます。
吉野山は足元の冷え込みが厳しいですので、何卒暖かくしてご来山ください✨

自らの身を呈して導いていく

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今月のイヒカ塾(12/21) 「天狗伝説」をご受講下さった皆さま、ありがとうございました✨

神話や言い伝え・伝説を含め、長い人類の歴史の中で、先人たちが伝えたい様々な教えは、書物・絵・お像などの姿形として作り残すことで、継承されてきました。

同時に、神仏も、人間によって与えられた姿形をもって、常に教えを伝えてくれています。

天狗自身、時代のニーズによって自在に変容しながら、山の神・妖怪や魔物と、存在意義を自由に表現されてきましたが、根本は、人々のより心豊かな人生の実現のため、そのお力を磨く修行者に変わりありません。

「天狗になる」ということわざにもあるように、修行の意味と試練を、誰よりも深く知っている天狗だからこそ、人間として忘れてはいけない戒めを、自らが「高く長い鼻」という、悪い例の滑稽な姿を見せ、見るものに考えさせ、自制させる慈悲を与える。

自らの身を呈して、導いていく。
神仏の姿形に宿る、計り知れない優しさに今一度気づいていく。

私たち人間は、大変弱い生き物です。
だからこそ…導いてくれる存在の偉大さを、噛みしめたいものです。

イヒカ塾では、日常で実践していける学びを、様々な観点から楽しくお伝えしています✨

来年も、皆さまのご受講を心よりお待ち申し上げます。

<<令和7年度 イヒカ塾日程>>
3/15(土)・5/17(土)・8/9(土)・10/18(土)・12/20(土)

松明は変わらず燃え続ける

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11月28日(木) 兵庫県 甲南大学にて、非常勤講師として「死生学」の講義 「日本の死生観」を、担当させて頂きました。

年々、「死生学」への受講人数が増えているそうで、今年も沢山の生徒さん達とのご縁に恵まれました。

神道や仏教にそもそも興味がない、修験道・山伏という言葉を聞くのは試験勉強以来、普段お寺に行くことも、お坊さんに出会う機会も滅多にない、という若い方が多いなか、本講義を通して「もっと知りたいと興味が湧いた」「柔軟性と親しみを感じた」「腑に落ちた」と非常に前向きに捉えて下さること。

とても嬉しかった、頂いた感想文の中には…

「幸せは、人に分けると減って、自分が損するだけ、ずっとそう思っていた。でも、ひとつの松明から何千人が火をとっても、松明は変わらず燃え続ける、というお話を聞いて、考え方の大きな変化と、今後の人生の幸せについて、深く考え直せた。」

「当たり前だと思っていた、挨拶や感謝の気持ちを、今まで以上にしっかり声に出して伝えていきたい。気持ちを表現することは、決して恥ずかしいことじゃないと勇気をもらった。」

「登る山の高さで、修行の良し悪しが決まるのではないこと。何をどこでするか、ではなく、どんな思いで、いかにその思いを信じるか、の重要性に感心した。自分たちも、ここで実現可能なことがある、と希望がわいた。」

「自分の欲や煩悩をなくすため、自分だけのために修行してると思っていたが、他者や社会の安らぎを願うのが修験道の始まりと知り、とても美しい精神性だと思った。」

…お互いの姿は見えなくても、何をやっているか分からなくても、世界のどこかで、誰かが誰かを想い、人を想い、社会を想い、どこかで必ず、全ての生命は繋がっていることに気づく。

想いにこたえていく、形として目に見えなくても、その先に結ばれる心を、信じてー

講義は、来週も続きます✨