お守り

今夏の取り組みについて

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今夏の取り組みについて

例年、大峯山への登拝前後の護摩修行のために、修験者で賑わう当山の大講堂ですが、今年はその風物詩の風景とは異なる夏となりました。

吉野山という聖地の力は、やはり自然の力であると、あらためて実感しています。

振り返ると、天皇や武将、歴史に名を刻んできた多くの偉人達が、魂の「再生」のために吉野山に登拝してきました。

そして、五感を澄まし、自身の生命と生き方を見つめ直し、心の力を充電する場所とされてきました。

櫻本坊の今夏は、皆様の心の力を再生するお手伝いができる、体感と空間を開放致します。

現在、ご案内内容を調整しております。
おってHP・FB・インスタグラム等でご案内ささせて頂きます

Anju
大講堂に挿し込む初夏の陽射しと、萌える新緑の反射…葉が擦れ合う清らかな音

祈りと医学 ~CareとCure~満月の日の誓い

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祈りと医学 ~CareとCure~

明確な出口と指針が示されない社会の動きの中で、自粛疲れのピークを感じている人も増える一方。

余裕がなくて、不安が拭い切れなくて、心まで疲れきってしまって…すると人への当たりもキツくなりがち。
ハッと気づけば、人に優しくできない自分がいて、そんな自分への自己嫌悪もでてくる…
こういった、心の感染のループに入ってしまいます。

近年では、社会・人生の中での社寺の役割は薄れていくばかりで、形・手段ばかりが前に出て、心・目的は置いてきぼり、そのような現状があったように思います。

身体を治す(Cure)のが医療従事者の皆さんであるように、心を癒す(Care)役割にあるのが、本来の神社仏閣の役割であると、あらためて想うことです。

心が荒んでしまったままで、この先も当面過ごしてしまうことを、少しでも食い止めるために、神社仏閣という場所は社会に何を提供できるのか、原点回帰。

誠実さ・正直さ・真面目さ・思いやり・優しさ・希望・愛・想い…そして祈り。
誰もが持っている心の力。

形のないこれらの力が、心の治癒・平安に繋がっていくよう、社寺の本来の役割を果たすために、今できることをする。

それが、満月の今日決意する、私たちの誓いです。

Anju
書は「○」
まる・えん・サークル・満・巡・永遠・和…つまり、いのち。

火の種

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火の種

不動明王のご縁日である28日は、櫻本坊に於いても毎月早朝より、祈祷護摩法要を厳修しています。

護摩の炎や、神仏御前のお燈明を一心に観つめていると、いつも必ず気づきや学びを与えられます。

人間としての道徳や倫理、社会・世の矛盾や本来の在り方… 忙しさを理由に後回しにしていた物質と思考の断捨離…

全人類が今同時に、研ぎ澄まされ、平等に問われていることは、まさに「原点」「初心」への心の帰還。

原点にある、最も素朴でシンプルな「想い」「祈り」への帰還。
自燈明: 自身が燈明となること。

その灯火の火種/燃料は、何でしょうか。
自分と人へ向ける愛や思いやり(他者満足)、信じていること、叶えたい夢…まずは全ては命あってこそ実現できることです。

…人間としての「当たり前を当たり前にする」ことで、いずれ、その灯火は周りを明るく照らしていく。その想いは、必ず水面の輪のように拡がっていく。最初は小さくても、時間がかかっても、必ず。

共にこの世界を明るくしていけるのは、決して他人事ではない…私たち1人1人の良い想いです。

Anju