仁王門の注連縄も、無事交換できました。
今年も、すべてに….感謝の気持ちでいっぱいです。
過去は「参考書」に過ぎない。
心配している9割以上のことは、実際は起こらない(起こっていない)のが、現実ではないでしょうか。
まだ起きていない未来を、色々想像して心配してしまう。
過去の出来事や経験に囚われて、ぐるぐる負のループから抜け出せない。
不安や怒りの中には、実際は「まだ起こっていない」ことと「もし起こったら」で考えてしまっていることも潜んでいます。
”起こらない=怒らない“
実際に物事が起こってから、どうすべきか考えればいい。それぐらいの肩の力で、大丈夫。
失敗しても大丈夫。気づいて、ちゃんと反省して、次に活かしていく心がけと実践が伴えば、大丈夫。
今に集中することは難しいですが、過去も未来も、その時が「今」で、いずれ「その時」になる。
過去は参考書に過ぎないー
未来で困った時に、読み返せるページが豊富にある方が、心強いですそれぐらいの力(りき)で生きて、ぜんぜん大丈夫
……
毎月28日早朝に焚く、不動明王ご縁日の護摩法要今年最後の護摩も、気持ち良く無事修めることができました。
今月も、ご参拝下さった方々の笑顔を拝見できましたこと、有難い日々となったことへの感謝と、来月も、ご縁ある皆さまが、健康で笑顔で過ごせますように、願いをこめてー
大講堂からの積雪の吉野山
凛とした透き通った冬の空気感が、大好きです
年末は、諸堂・お社・境内・客殿…荘厳と大掃除にあっという間に1日は過ぎていきます
Q:お寺で1番大事なお勤めは?
A:お掃除
Q:お寺で1番大変なお勤めは?
A:お掃除
Q:お寺で1番楽しいお勤めは?
A:お掃除
いつどこで誰に聞かれても、迷いなく即答できるほど、お掃除(お清め)は毎日の大切なお勤めです。
シェフになりたい人が、いきなり厨房に立ち料理を提供することはできません。
キッチンの掃除をせずして、食材や器具の洗い方や取り扱い方を知らずして、シェフにはなれません。
櫻本坊が大切にしている軸は、とにかく「基本の“き”」を繰り返しすり込んでいくこと。
どこであっても、自分が「行(ぎょう)」をさせて頂ける場所は、まず自分で清め準備し、片付け、そして次使う人のために調える。
そしてそこに、見返りや損得感情を入れないことの、大切さ。
この世に「雑用」はありません。
雑に扱われる仕事は、存在しません。
それがいかに面倒で大変でしんどくても、心を込めて、誰かのため、達成する先に繋がる未来のために懸命に取り組む作業は、すべてが尊いー