聖地

奥がけ 命がけ 心がけ

祈り, 季節, 行事, 想い, 聖地, 神仏, 修行, 大峰山

Heading to Okugake pilgrimage

7月12日〜16日
今年は、40名の修行者が、奥駈修行へと出発します。

大峯大曼荼羅を目指し、一歩一歩、その祈りの道・生命の道を踏みしめ歩く。
大自然に身を投じ、心身氣全てで神仏の光を観じ、祈るその心を内観する。

奥駈修行の道中では、75靡(なびき)と呼ばれる霊場を巡り、お札をお納めし、修行者全員で祈願致します。

当病平癒・心願成就・家内安全・災難消滅・学業達成・震災復興…本当に、本当に、心のこもった様々な祈り・願い・想いを、そのお札に託す方達と、そのお札に込められた祈りを「祈る」修行者達。

また「修行前・お弁当のおにぎり・修行後の食事のさいに…修行者の皆さんに…」と、庭で採れた無農薬の梅を清め塩で漬け、その梅干しを、毎年、お札の申込書と一緒に送って下さる方もいらっしゃいます。

いろんな人の深い想いを託され、その祈りを全ての一歩に刻みながら、皆の心と共に登拝するのが、奥駈修行の軸にある大切な目的の1つです。

自分のためだけじゃない。
自分1人だけで進む道じゃない。

自己中心的な修行ではなく、自己と内観する先に繋がる、自然と神仏への真心と、他者満足な祈りがある。
他者の幸せを願い想い祈る、なにものにも囚われない、愛が根本にある。
誰かのためだからこそ、届いて欲しいと祈る、強い祈りがある。

全ては、実はとってもシンプル。

奥駈修行に託された全ての祈りが成就されますように。
そして修行者の皆さんが、今年も全員無事に、怪我なく事故なく、満行し帰って来られますように。

祈りを、想いを、愛を、力に。

Anju

サークル オブ ライフ -意識が繋がるその先に-

ことのは つづり, 祈り, 季節, 行事, 想い, 植物&食物, 聖地

One single cherry tree which cannot miss when it comes to know the origin of Sakuramotobou.
The direct translation in English of this signatured Sakura is called “dreaming cherry tree of Emperor Tenmu”.

Sakura is a symbol of “life”, the “life passing by”, we look up and find ourselves in falling petals; we are all flower buds, we all bloom no matter what comes in our season of lifetime:)



天武天皇が夢で見た1本の桜から、全てが始まった当山。
その桜は、飛鳥時代より、歴代住職または携わる人々の手により、命を繋ぎ、今に継承されています。

樹齢80年の現「夢見の桜」が、今年もその命をほころび始めました。

去年、現「夢見の桜」の親である老木は、その隣ですくすく育つ孫桜の成長を見届けるように、その命を譲り、枯れ枝を分け、幕をおろしました。

見事なまでのCircle of lifeを見せられ、桜と共に歩み繋げらてきた当山の歴史を強く感じるのが、春という季節です。
桜・植物は、自然に咲き、茂り、種子をつけ、季節を循環していますが、当然の営みであるようで、そこに人の想いがないと意識を向けないと、枯れてしまうものでもあると私は強く思います。

陰陽師の安倍晴明の庭にも、数多くの植物(花の精)があり、全てに晴明の意識が働いていたと云います。

夢見の桜も、長い長い歴史の中で、人々の想いと意識が途絶えることなく働いてきた、祈りの木。
色んな出来事を共に乗り越え見守り続けてくれている桜。どんな事があっても、春になれば必ず咲いて人生を魅せてくれる姿。

桜へ向ける想いがあるように、人に、自然に、そして神仏へ向ける心がある。

本日4月7日〜17日まで、当山の宝聚堂にて、天武天皇ご念持仏 釈迦如来坐像(飛鳥白鳳時代・重文)が特別ご開帳されます。

天武天皇が見つけられた桜、そして釈迦如来に祈られた想い。
その想いは、きっと今を生きる私たちと同じように、彼の人生の軸となった、光へと繋がるのではないでしょうか

Anju

なら六観音 華絵巻

祈り, 行事, 聖地, 神仏

We now officially became one of the pilgrimage sites related to Kannon -the goddess of mercy- in Nara.



3月18日「なら六観音 華絵巻〜飛鳥・吉野・多武峰〜」開闢法要が、談山神社にて執り行われました。
6つの社寺が集まり新たに、観音霊場会を始めさせて頂き、各社寺でこれから毎年法要が執り行われていきます。

都会の喧騒を離れ、観音さまにお参りして、癒しの奈良を感じていただきたい、という想いから誕生したこちらの霊場会。

当山の大講堂には、聖観音さまがいらっしゃいます。こちらの観音さまは、人の集う所を好まれ、衆生の魂を尊び、より近くで寄り添って下さると伝わります。その伝承から、大講堂にお祀りさせて頂いております。

「なら六観音 華絵巻〜飛鳥・吉野・多武峰〜」の繋がりが、多くの方の願いが成就する道となりますように。

*また、こちらのチラシを各社寺の拝観受付でご提示いただくと、オリジナルポストカードがプレゼントされます。

ぜひお参り下さいませ

Anju