聖地

奥駈修行 道中の様子をご紹介

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令和7年度 奥駈修行 道中の様子をご紹介
一歩、一歩。
役行者が歩いた道を、共に。

ひとりひとりの想いが、同行する皆と重なっていく。
法螺貝にのる、祈りの声の、美しさ。

自然の大きさ。人間の小ささ。

人間の一生が、いかに短いのかを考えさせられます。
大切にすべきことを、人を、今を、大切に。
見つめる先に。
想いを向ける先に。

常に危険と隣り合わせな道中。
次の一歩に迷った時、そこに必ずある、手や足をかけれる窪や石、木の根っこたちの存在。

自然が、導いてくれる。
同じ道を歩かれた、数え切れない先代たちが導いてくれる。

これ以上ない、ありがたさ。

Photo by Banri

「修行」という言葉に捉われない

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形のある修行と、形のない修行。

お釈迦さまが、菩提樹のもとで悟りを得られて、真っ先に人に伝えた説法が、まさに修行の本当の意味について、でした。

日常生活や社会を切り離して、目の前に時間・場所・次第・道具・手段(方法論)を提供され、何かを行う、その行為(作法)そのものだけが、修行ではありません。

特定の形・時間・空間に限られている「やり方」ではなく、ありとあらゆる形・空間・時間に通じる「在り方」こそが、最も根本的な修行の精神である、ということ。

「分かる」「できる」…頭で理解するだけでは意味のない、「形ある修行」。

その「分かった」こと「できた」ことを、日常・社会で生きる「形のない修行」の中で実現しないと、その知識は単なる理屈・空想・趣味となりかねません。

結局最後は、今この時、この環境、この場所で、コツコツと真面目に懸命に、人間としてどう生きるか。周りの人たちと一緒に、どう、誠実な想いを繋げていくか。

「修行」という言葉に捉われない。

毎日、日々、「生きる行いを修める」ことの積み重ねを、大切に。

写真は、夏の作務のひとつ、境内の草抜き✨

形なき修行(陰徳を積む)にご同行下さる方々の存在に、深い感謝をこめて。

何者かである前に、人であれ。

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「何者かである前に、人であれ。」

泥沼は、尊い。

花にだけ目が行きがちですが、咲かす力となった地下の根っこの存在を、忘れないように。

初心・謙虚さを、見失わないように。

吉野弁財天社(聖天堂前)の側で咲く蓮🪷今年も美しく彩を添えてくれています✨