インターナショナル

向き合うことと、寄り添うこと

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祭礼・法要・日々の勤行のように、腰を据えて、神仏の御前で時空間を共にする時だけでなく、何気なくふとお堂の畳に座ったり、鳥居の前で立ち止まったりする時が日常で多々あります。

神仏像やお社を目の前にすると、神仏と「向き合っている」ものだ、と今まで思っていました。

もちろん物理的には「向き合っている」「対面」しているのですが、もしかしたら、見つめ合っているのではなく、心の眼は同じ方向を向いて下さっているのでは、とも思うようになりました。

向き合うことは、時に「対立」が生じることもあります。

人と人が寄り添う場面でも、真正面より、どちらかというと、斜めや横で隣で…そっと居てくれています。

そして同じ方向を向いて、自分が見ている世界を見る努力をしてくれ、一緒に道を探してくれる存在。

神仏を鏡と思えば、向き合うべき存在は、いつも自分自身。
自分が自分を最も理解できず、愛しにくい存在に感じてしまうのは、向き合う前から対立してしまっているからかもしれません。
それを、私たち人間に伝え、そして同じ目線で、同じ肩の高さで、同じ方向を向いて歩み、自分をまずは愛する術を教え、寄り添って下さっている、神仏の御心。

同じように、私たち人が人に寄り添う時、寄り添い支え合う時、物理的にも精神的にも、心がけたい姿勢の数々を、今日も沢山学ばせて頂きました。

……
昨日の雨により清められた境内の水滴に、朝日の光がキラキラと反射する今朝✨
吉野弁財天社にて、例祭を斎行させて頂きました。

当山 境内のほぼ中心に、あでやかに鎮まります、吉野弁財天社。

白蛇を従えた 水を司る美しい女神であり、芸能・弁(コミュニケーション・言霊) ・財(経済・商売・人脈・縁結び)の巡りを良きものとし、「宇賀神」とも唱えられます。

自からを由とする

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空から等しく降り注ぐ雪の、受け止め方や積もり方が、植物や物にとってここまで違うことに、あらためて驚きました。

私たち人間も、目に見える形・目に見えない形で、神仏・自然・先人たちから、加護・恵み・教えを沢山頂いて生かされています。

その惜しみなく降り注がれる有難いシャワーを、どう受け止め、自分の日常や生き方に腑に落とし、実行に移していくかは、結局は私たち次第。

埋もれる道を辿るのか、
そもそも雪の存在にすら気づかないのか、
滑らせ振り落としていくのか、
氷が水となり土に還る工程を楽しむのか、

どの道を自由に選択したところで、その後の結果・成果に伴う責任は、すべて自分にあります。

自由、自からを由とすることの重みを、今回の大雪は気づかせてくれました❄️

今日は一転して快晴✨
境内の梅の蕾も、順調に大きくなってきています✨