講演

じねん

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今月のイヒカ塾(8/17) 「再生の聖地 大峯山〜死生観を通して〜」をご受講下さった皆さま、ありがとうございました✨

古来の世界観では、「自然」という言葉はありませんでした。

「自然と一つになる」「一体化する」という発想や概念も、ありませんでした。

17世紀の西洋、「社会」と「自然」は分けられ、「宗教」と「自然」が分けられ、同時に「心」と「身体」も分けられました。

自然の原則や法則は、人間の都合を優先した物理的な規則へと変わり、自然がサイエンスのナワバリに入れられたのが、私たちが生きる「近代化」の時代。

いつのまにか、自然と人間は対立関係となり、「自然に触れたい」「自然の中に入りたい」と、砂漠の中で求める水のような、理想そのものとなった「自然」。

しかし… もともとひとつである、社会と自然。人間と自然。心と、身体。

「生まれる、誕生する」という語源をもつ「自然」が再会させてくれる、私たち人間の本来の姿や死生観を、深く考えさせられます。

このご縁があるから

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7月24日(水) 石川県 まなぶ産科婦人科クリニック様にて、医療従事者様へ向けての、中部さい帯血採取施設 教育訓練内の講演をさせて頂きました。

櫻本坊が大切にする想いの一つに、「祈りと医療 -CAREとCURE-」の繋がりの重要性があります。

「祈りは、効きますか?」

祈りに、体内の腫瘍を物理的に取り除く術はありませんが、少しでも…不安や恐怖・トラウマを癒し、今日を生きる力を補う、心の支えとなることはできる。

お寺という場所が、いま必要な方の拠り所であってほしい。沈んでいる気持ちを引き上げる、言霊を持って帰ってもらえる…祈りのクリニックであってほしい。

櫻本坊という場を活かしながら、参拝者 祈願者 皆さまの生きる力と、声で、毎日を満たしていきたいです。


日本赤十字社 近畿さい帯血バンク様とのご縁から始まり、各病院(産科 婦人科 総合病院)で、医療従事者の皆様に向けて行われる教育訓練 講演担当は、今年で12年目です。

*中部さい帯血バンク様 HP↓
https://www.chubu-cbb.org/

さい帯血は、赤ちゃんとお母さんを結ぶ「臍の緒」から、出産時に採取される「祈りの血液」です。さい帯血移植は、重篤な血液疾患の治療に役立っています。

出産を控えていらっしゃる方、身近に妊婦さんがいらっしゃる方、出産時の臍帯血 提供協力によって、救われる命があります。
患者の家族にとっても、繋がる夢と未来があります。

少子化、コロナ禍での献血の困難により、大変厳しい状況が、移植現場でも続いています。

1人でも多くの皆様の、深いご理解と温かいご支援をお願い申し上げます。

それだけが100%じゃない

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今月のイヒカ塾(7/20) 〜「山伏とは」 その歴史~、をご受講下さった皆さま、ありがとうございました✨

人は誰でも、いつでも、どこでも、この世において、精神的な再生・リボーン・リセット・やり直すことができる。

生まれてきたこと、いま生きていること、いま自然や人に生かされていること…その事実に気づき、感謝の気持ちを忘れないかぎり、もう一度、何度でも、私たちは生きながらにして、生まれ変わることができる。

自然から教わることは偉大です。
でも、それだけが100%じゃない。

スーパーマンやヒーローのような生き方を目指すことよりも、現実的で足のついた生活や日常・社会で生きる、1人の人間として、「人として」どう生きるか…そこに向き合うことの意味を、考えさせられます。