講演

みちみちてみち

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みちみちてみち

昨日15日、天武天皇ご神像 御扉を閉じさせて頂きました。

ご開扉中にご参拝され ご縁をお結び頂きました皆様、また連日ご出仕下さいました行者信徒関係者の皆様に、深く感謝申し上げます。

御扉を閉じさせて頂く祭礼のさい、感謝の気持ちと同時に溢れる、「来年も滞りなくご開扉できますように」という未来への願い-

ご奉仕させて頂ける者 全員が、来年もまた健康で笑顔で、御神像にお会いできますように、毎年心の底から想うことです

命あるからこそ…愛おしい命に感謝がこみ上げる瞬間でもあります

祭礼 法要 神事は、同じことの繰り返し。
何十年 何百年 何千年と繰り返し捧げられてきた、祈りのエッセンス。

そしてそれは、日々のひたむきな「つとめ」の積み重ねによって、実現できるものだと実感します。

神仏と築き上げられてきた/いく「確たる信頼関係」「光の柱の太さ」「糸の絆」…平和への変わらぬ願い…

未ち満ちて道-
櫻本坊から発信される揺るぎない祈りと想いが、1人でも多くの方の道開き・道邁進の想いの実現に結ばれますよう、心よりお祈り申し上げます。

Anju

*なお、宝聚堂(宝物殿)は、引き続き11月30日まで特別ご開帳中です
写真は昨夕の祝い宙

足元にこそある大切な導き

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足元にこそある大切な導き

当山では、小中高生を対象とした「体験学習」の受け入れも長年しております。
*日時・内容は要相談 要予約
写真は、止観瞑想を体験する前の、事前説明と心構えをお伝えしている様子と、本堂内での実際の体験中の様子です。

学生さん達には、単純に「瞑想」の意味や方法を説明するのではなく、「今を生きる」ことの大切さや、「ありがとう」の言葉の重み、「当たり前」のかけがえのなさ…何より「生命(いのち)」とは?を、内観することで肯定的に捉えていって頂けるように、「死生観」「心」のお話を交えてお伝えしています。

大人になるにつれ、社会で揉まれていくうちに、私たちは、初心・人を思いやる気持ち・当たり前への感謝を忘れがちです。
そんな現実に出会った時、自分の足元を見てほしい。

植物や小さな虫…産まれてから今この瞬間まで、ひとつも踏まずに、歩いてこれましたか?
今日何回「ありがとう」って言いましたか?
意識したこと、ありますか?
数えたこと、ありますか?

自分の足元を見ることの大切さ。
人間としての、大切なこと。
全てに宿る、生命の重みを知る。
自分が今…何の命の営みの上に立っているのかを知る。

どんなに辛い状況に陥っても、1日1回多く「ありがとう」を伝えれるような、心の在り方を目指す。

生きることを「受け身」とせず、「自発的」に意識して生きる。そして内にある肯定的な想いを、外に発信していく。そのための気付きを、感じて頂ける体験を目指しています。

学生さん達の、真摯な眼差しとキラキラした笑顔、そして素直で純粋なその想いと姿勢に毎回感謝の気持ちでいっぱいになると同時に、皆さんの未来が、幸せを真っ先に感じれる人生でありますように…と願ってやみません。

Anju
大講堂に毎日遊びに来てくれる青い鳥です。幸せの空間…幸せの連鎖!

自分軸とは

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自分軸とは

「自身の心が穏やかで調和であれば、渋谷のスクランブル交差点を歩きながらでも、瞑想はできる。場所や環境じゃないんだよ。全ては心しだい。」

2012年に来山くださった、インドのスワミー・ヨーガスワルーバーナンダ師の言葉が今も強烈に残っています。

禅・メディテーション・瞑想、様々な呼び方 方法 形がありますが、目的は共通しています。

自身の心の中を「内観(ないかん)」することに、全て繋がります。

明日ではなく「今」できる「今」しかない「今」を生きることに集中し、自分の生命を感じるための内観、それが瞑想。

瞑想の印象として「何も考えない」「何もしない」、ただ黙って静かにしていると「何か気づかせて貰える」…
受け身な行為と捉えられがちですが、実際は、五感を澄ますからこそ湧き出る本当の想い・感情・気持ち・思考があります。

その湧き出てくるものに、自発的に気づいていくことに、意味があります。そして、自身の人生で何を大切にし、誰を大切に想い、自分らしい生き方とは何か、その気づきを肯定的に捉えていきます

瞑想は、一般的に坐って行う形が知られていますが、立ちながら行う瞑想・お経や真言を唱えながら行う瞑想・歩きながら行う瞑想・光や音 香りを用いて行う瞑想、もっと身近でいうと、生活そのもの(掃除・料理・食事・挨拶・会話・仕事・学業)に至るまでがすべて瞑想です

自然と共生する私たち人間は、本来どう在るべきか、に気づくことで、社会・人間関係・人生において、人としていかに自他に思いやりと感謝を持って生きていけるか…日常生活へ活かしていく「心構え」へと結ぶ「修行」の一環。

櫻本坊では「止観瞑想」を体験して頂ける日を定期的に設けています。吉野山の豊かで厳しさののこる自然に身を置き、「今ある」時間に気付く。

今日という日を肯定的に捉えていけるように、日常のかけがえのない幸せに結ばれていくように…そっとご参拝の方の背中を押せる…そのような場でありたいと、日々願っております。

お寺で癒(い)よう秋期スケジュール↓
https://sakuramotobou.or.jp/event/2020/healing-in-temple2020fall.html

Anju