大峰山

届けたかった想いを

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吉野山は、今冬初の積雪となりました。

大講堂の窓が見せてくれるのは、絵(画)ではなく、一瞬たりとも同じ景色のない、自然が四季折々に向き合わせてくれる、本物の襖絵・水墨画。

つまり、「真実」を映し出す、心の鏡のようです。

この景色の変化こそ、1人でも多くの皆さまに届けたかった想いです。

暑さや寒さを理由に、また日々の忙しさの中で、ついつい忘れてしまいがちなこと。

スマホに視線を落としてしまって、ついつい見逃してしまう、いまここで生きている世界で出会える出会いの多さ。

日常には、人生には、目の前の現実には、たくさんの美しいものであふれています。

自然から惜しみなく送られるギフトを、受け取るか受け取らないか。
すべては、自分の心が決めること。決めれること。

クラウドファンディング第二目標達成の心からの御礼と、今後について

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クラウドファンディング第二目標達成の心からの御礼と、今後について

11月1日にスタートした本プロジェクトは、大変ありがたいことに、11月28日には第一目標であった1200万円を、12月17日には、第二目標であった1500万円を達成させていただけました。幅広い層の皆さまからのご寄付と、何より心あたたまるお言葉を沢山頂いておりますこと、心から深く感謝申し上げます。

一人でも多くの皆さまの、「喜びを倍に、悲しみを半分にしたい」―
その祈りを糧に、お寺での努めに邁進する日々ですが、本プロジェクトで気づかせて頂いたことは、この願いは一方通行ではなく、ご縁ある皆さまどうし横の繋がりにも生きていたことに、大きな幸せと喜びを感じています。数えきれない「人と人」とのご縁の有難さと尊さに、感謝いたします。

プロジェクト終了日である12月25日(月)23時まで、ご寄付の募集は続きます。いただいたご支援は、引き続き大講堂の雨漏り被害修繕(屋根外装・壁 天井の一部内装・雨漏りによる湿気が原因で被害が拡大したシロアリの駆除)にかかる費用として、大切に活用させていただきます。

引き続き皆さまのあたたかいご支援と応援を賜りますよう、伏してお願い申し上げます。

「想いを力に」

12月18日追記
櫻本坊 執事
クラウドファンディング実行者   巽 安寿

想いにこたえていく

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12月7日(木) 兵庫県 甲南大学にて、非常勤講師として「死生学」の講義 「日本の死生観」を、担当させて頂きました。

年々、「死生学」への受講人数が増えているそうで、今年は、去年の倍の160名の生徒さん達とのご縁に恵まれました。

毎回授業の後に、生徒さん達が書かれたコメントペーパーを頂くのですが、本当に真面目に、純粋に、真摯な言葉がびっしり書かれていて、とてもやりがいを感じる時間を頂いています。

修験道・山伏、という言葉を聞くことも初めて、普段お寺に行くことも、お坊さんに出会う機会もほとんどない、という若い方が多いなか、本講義を通して「あらためて自分のルーツを大切にしたいと興味が湧いた」「親しみを感じた」「腑に落ちた」と非常に前向きに捉えて下さること。

嬉しかったのは、「自分が知らないところで、誰かが修行し皆のために祈ってくれていることを知って、優しい世界がまだこの社会にあることに希望がわいた。私もちゃんと人生と向き合って、人を大切にして、生きていきたい。」という言葉です。

お互いの姿は見えなくても、何をやっているか分からなくても、世界のどこかで、誰かが誰かを想い、人を想い、社会を想い、どこかで必ず、全ての生命は繋がっていることに気づく。

想いにこたえていく、形として目に見えなくても、その先に結ばれる心を、信じてー

講義は、14日(木)も続きます✨

……
極めて現実的で「実践的」である修験道の世界観から、「死」をメインにお伝えするのではなく、「生」を前向きに見つめ直して頂き、「明日からではなく、今から出来ること」を考えるきっかけになれば幸いです