植物&食物

海と浜辺を行ったり来たり

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随時受付しております、寺内にてして頂ける写経・写仏。

まずは、墨をすることから始めます。
墨をする、という行為は、ただただ墨液を作るためだけの時間ではなく、現代社会でザワザワしがちな心を、静かに静かに落ち着かせていく、とても大切な時間✨

硯の窪みは海で、平らな部分は浜辺と想像しましょう。
海と浜辺を、行ったり来たりと…月夜に美しく砂を撫でる波の如く、丁寧に墨をする。

ご自身が創りだす波の穏やかさに、日常で忘れそうになる、人への優しさと、何より自分への優しさに気づいて頂けますように…そのようなホッとする時間を提供できるよう、いつも心がけていることです✨

人間の持つ未知なる強さ

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”Hey, look at the big picture. Time is running out.“

(真の視点を得るために、もっと人生の全体像を見てみて。時間は待っていてはくれないんだから。)

「自然と一体になる」という言葉をよく使いますが、そもそも自然と一体でありながら、自然から離れる選択をしてきたのは、私たち人間の方だという現実に、はっとさせられます。

人生の指針となり、リマインダーとして、数多くの教えと恵みを提供してくれる自然は、果たして不必要で不便な場所なのでしょうか。

吉野の奥千本で出会った、この白骨化した鹿の姿から、人間の弱さを痛感しました。

そして、必ず全員が「死」に向かう事実を知りながらも、懸命に意味を求め、同じ定めを持つ他者と縁を結び、「幸せ」や「感動(感情)」を積極的に得れるよう、生きる。

幸せという経験や、人とのご縁は、繋がれば繋がるほど、手放す時、離れていく時、別れの時の辛さは深まります。

形として残るものは僅かでも、記憶や感覚、言葉や想いは、必ず何処かで誰かのもとで受け継がれていく。

形なきものを糧に、生きる力を呼び起こせる、人間が持つ未知なる強さの根源にも、少し触れれたような気がしました。