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奥駈修行 初日

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奥駈修行 初日ー

本日15:30、吉野集合コース参加者の皆様と共に、本堂において「道中安全祈願」のお護摩と、結団式を致しました。

山の中では何が起こるか予測不能です。

修行中の予期しない怪我や事故だけでなく、山には、人間の弱さや欲に入ろうとする「魔」も潜んでいます。

よっぽどの覚悟がないと、その魔に巣食われてしまう。
時に、目に観えないモノと闘うことも、修行の大きな課題です。

そして、それは防ぐことができます。
なぜなら、全ては「心がけ」しだいだから。

今できる100%で「イチ人間として、生きる行いを修める」という謙虚さと初心を忘れない。

神仏は言うまでもなく、修行へ向かう背中を見送ってくれる家族・理解してくれる職場の方、裏現場で支えるサポート隊、関わる全ての人への敬意と感謝を忘れない。

心を向ける方向を決して間違えない。
結局全てはそこに「真心」があるかないか。

櫻本坊の神仏も、皆さまと共に歩み守って下さる奥駈道中ー

すべてに感謝し、託された祈りと言葉の力を信じて…奥がけ 心がけ 命がけで、この途切れることない祈りの道を、各々の光で明るくしていくことを願って✨

「なぜ、するのか」

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ある修行Daysの様子ー

止観瞑想・沐浴行・登拝(沈黙の行)・作務・五体投地礼行・護摩・シェアリング…と続きました。

修行「体験」で、その場で完結(自己満足)するのではなく、そこで得た気づきや学びを、日常・家庭・社会で実践して頂けるように、繋げるのが、私たち寺院の勤めでもあります。

修行とは、「何をするのか」「仕方・やり方」も大切ですが、それ以上に「なぜ、するのか」「する先に、どう繋げていきたいのか」「そこに、どのように心を投じるのか」…教えを生きることに、修行の最もコアなエッセンスがある。

そして、吉野という自然には、人の心を再生する大いなる力がある。美しい山々がある。忘れてはならない日本の精神性がある。

志高い皆さまとのご縁に感謝申し上げますと共に、皆さまの道開きと心願成就を、引き続き心よりお祈り致します✨

同じ道、同じ景色、でも、違う道

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奥駈修行に向けて、準備がすすめられる、ここ数週間ー

毎年、同じ道、同じ景色の中を歩くことについて、住職に聞いたことがあります。

その時返ってきた最初の返答は、
「道は変わらず同じであっても、心の在り方によって、毎年、すべてが違う。」

同じ道、同じ景色、でも、毎年違って見えるー

15歳から奥駈修行を修する住職にとっても、48年間、1度として同じ風景はなかったこと。

その時の、人生の様々な体験、想う人達 想われる人達の存在、祈願を託す人達の存在…そして同行(どうぎょう)する修行者達の存在ー

自然は、「窓」か「鏡」かー

修験抖擻(とそう)最高の錬行たる修行といわれる、奥駈に息吹く、深い深い意味と、厳しさの真っ只中にある「優しさ」を、この時期は特に考えさせられますー

*写真は、毎日同じ場所にあり、毎日見る身近な風景ー でも毎日一瞬一瞬、異なる風景ー

山上の役行者像ー
山上のサンタクロース

大峯山上 櫻本坊参籠所 坊守撮影