シンポジウム

「今」できることを

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今年も、参拝の方から嬉しいご報告を沢山頂き、また多くの方にお支え頂き、感謝の気持ちでいっぱいです
ありがとうございます

心温まる素敵なご縁に沢山恵まれ、10年後 100年後…1000年後の未来へ向けて「今」できることを「信じて」懸命にしよう。
その意志と士気を保ち続ける「想い」が、何よりの力の源となりました

明日からの日々も、櫻本坊らしく、1300年の歴史と祈りの重みを、不易流行の精神で継承し、想いを力にしていきます

Anju
*境内の椿が一輪 美しく開花致しました
厳しい寒さを味方にし、美しく花を咲かせるその高貴さとエネルギー
私たち人間もこうありたいです

<新年護摩法要>
1月1日 13:00〜 修正会
1月2日 11:00〜 14:00〜 修正会

大講堂秘話 -役行者母公物語-

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役行者母公が教えてくれる「優しさと厳しさ」
大地に力強く足がついている、または清らかな大滝が全てを浄化してくれる、そのような勢いを感じさせてくれる本堂。
そして、温泉に浸かっているような心地よさと、心がジワンと温かくなる雰囲気で私たちを包んでくれる大講堂。

年間を通して、内拝される参拝者の皆さまに始まり、メディテーションルーム、様々な専門分野で活躍される先生方のワークショップや講義、地域のイベントも含め、大講堂には多くの方がそれぞれの目的で出入りされます。
特に夏は、修行者の方々が主に入られます。
(大講堂は只今「修行者」の方が多く入られる場となっております。役行者母公に、温かく そして愛のムチで厳しく見守られている空間です。この大講堂を見守り、入られる全ての人の笑顔を見届けて下さっているのは、役行者の母公、そして聖観世音菩薩✨)

役行者母公のご利益は「すべての母への感謝・家内安全」、聖観世音菩薩のお役目は「女性加護・修行者の家族の加護」。

数年前までは、当山の影におられた神仏二柱でしたが、衆生(全てのイノチ)を尊ぶ教えと「原点」「初心」を忘れないという心得が、更に皆様に寄り添うようにと、大講堂にあらためて鎮座して頂きました。

役行者母公の御前に座っていると、誰もが、母の「無条件」の愛というものを、どこか懐かしく観じられる方が多いのではないでしょうか。

どの時代も母は強しで、日陰で支える大いなる存在の偉大さと、謙虚さ。

特にこの大峰山開山期間に今一度、「母なる」自然のど真ん中で、生きる行いを修めさせて頂ける幸せと、側で一緒に生き支えてくれる大切な人達への感謝を想う。

他者へ向ける「無条件の愛」と「思いやり」とは−

時に、真意や誠意を相手に伝えるのは、難しいことです。それが相手の1番を想ってのことであっても、「本当のこと」「聞きたくないこと」を言うことは、嫌われ役を買って出ること。

伝わらない可能性も覚悟して、時に、言う方も言われる方も、嫌な気分になってしまう「心意」を、それでも相手に伝える勇気は、「母」という存在が教えてくれるのではないでしょうか。叱ってくれる存在の有難さ。

何かを変えていかなければならないトキ、言わない方が楽なことでも、誰かが言わないと何も変わらないトキ。

揺るぎない信念を持っているからこそ、関わる全ての方々が絶対に良い方向に導かれていく、と信じているからこそ、当山は、役行者母公のお姿から教えられるように、厳しさと優しさの愛と思いやりを、発信し続ける場所でありたい…そう願ってやみません

Anju

シンポジウム~奈良編

想い, 講演, シンポジウム, 聖地

『生命 再生 原点 祈り』

私達が想像する以上のものが
そこに存在する偉大な自然から
目に見える形、目に見えない形で
私達は生かされていること

太陽の光と暖かさに感謝する心
光は希望そのものだから
暖かさは幸福そのものだから

大地の上に立てる尊さに感謝する心
田畑に育つ食物は生命そのものだから
踏みしめる一歩の支えそのものだから

海川雨の水の循環の時間に感謝する心
全ての命へ送られる贈物そのものだから
私達の母なる存在そのものだから

空や山や川や地には神様が宿っていて
全てには神仏の真心が満ちていて
私達の命をいつも守ってくれているから

自然を敬い共存を尊ぶ姿勢には
知らずのうちに神仏へ祈る心が宿り
その circle of life-命の循環-の営みに
感謝する気持ちで溢れているはず

祈りの意味とは
その感謝の心で日々日常を丁寧に生き
自分の命・人の命と真心をこめて向き合うこと
でもあるのだと思います


「他者満足」という言葉を、私は愛する人に教えられ、その生き方を目の当たりにしました。
でもそれは、何も自分を犠牲にして他人に尽くす、ことでは決してなく、まずは自分を愛することから全てが始まるということでした。

温泉のように、源から溢れる止め処目ないお湯が、そこに浸かる人を幸せにしてくれるように、自らの中から溢れる本物の愛や幸福感が、周りの人をも幸せにしていく。そしてその人たちの幸せを感じれることが、更に自分の幸せへ繋がっていく。

自らの原点を愛する

それは
生命を愛すること
自分を愛すること
人生を愛すること
家族を愛すること
人を愛すること
自然を愛すること
神仏を愛すること

そして
祈りそのものである
ということ

奈良から日本へ世界へ
この愛と祈りの想いが、いっぱいいっぱい降り注ぎますように!
メリークリスマス

Anju

イブという特別な日に足を運んで下さった皆様、縁の下の力持ちの多くのスタッフの皆様、そして、幸せな繋がりを頂けた、保山耕一さん率いる制作スタッフの皆様。
心の底から湧き出る感謝の気持ちで、心がいっぱいです。