縁の下の力持ち

なら歴史芸術文化村の修繕現場へ

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令和3年、奈良県指定文化財に新たに指定されました、当寺院所蔵仏画 鳥羽法皇奉納「絹本著色(けんぽんちゃくしょく) 不動明王二童子像」は、県内に残る希少で、図像的にも特異な平安仏画(掛け軸)です。

2021年に行われた調査の結果、仏画の痛みが激しいため、本格的な修復が必要となり、5月10日、なら歴史芸術文化村の「文化財修復・展示棟」内へ修理に入られました。

本日9月5日(火)、実際の修繕現場へと見学に行かせて頂ける機会がありました。

大変細かく繊細な作業に携われておられる関係者皆様へ、心からの敬意と感謝を申し上げます。

また、この度の仏画修繕を実現して下さった、公益財団法人 朝日新聞文化財団様、奈良県文化財保存課様、宝聚堂ご参拝の折にお心添え下さった皆様、心より御礼申し上げます。

大峰山という存在

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大峰山登拝修行から帰山の、行者講 満行護摩で賑わう日曜日も、あと数回となりました。

今年は、沢山の「おかえりなさい」と「ただいま」「お久しぶり」の挨拶が飛び交い、大峰山という存在から、あたらめて気付かされた多くの学びがありました✨

誓うことはできる

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今週末は、得度受戒会が執り行われていました。

心新たに生まれ変わり、神仏へ、十の約束(十善戒)を守る誓いをたてる、大変重く荘厳な儀式です。

「十善戒」とは、シンプルな約束事ばかりです。
しかし、最も「容易く簡単」と思えるような誓いは、時に最も難しい試練となる。

初心や謙虚さは、努力しなければ怠けてしまう、そんな弱さを持つのが、私たち人間。

何をするかしないか、何を言うか言わないか、それが、「自分を含む」日常や社会が穏やかになる選択かどうか。

選ぶのは、いつも“私”の心-

人間である以上、選択を間違うこともあります。

「これをしたんだから、あれをもらって当然」「こんなけやってるから、自分は偉い」などという「菩薩行」から道をはずれてしまったり、全ての「十善戒(約束)」を守れない日もあるでしょう。

そこで自身で気づいて、道を修正して、次に活かすために努力する。

可能な限り約束を心得る努力を、誓うことはできる。

その努力を、保つか、否や。

この心構えと選択の積み重ねが、日常の尊い「祈り」であり、人への「思いやり」と結ばれていくと信じています。

……
神仏の「道 」と「教え」に出会い、その世界へと「渡り」歩ませて頂く「機会を得る」、そして人の模範となる心構えと言動への心がけを誓うことが「得度」。


得度受戒会での精進薬膳料理ー
目の前にある食事の尊さも学ぶ、得度受戒会での時間。
食べることができる、これは決して当たり前ではないことを、今一度知ることの大切さー
*修行者の心身の健康と浄化を願い、化学調味料や動物性食品は一切使わず、オーガニック野菜使用・調味料は無添加、手作りで整えております。

同日午後より行われた、護身法伝授会 勤行の様子ー
「法」の重みと、それを実践する責任と意識ー