ことば

それだけが100%じゃない

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今月のイヒカ塾(7/20) 〜「山伏とは」 その歴史~、をご受講下さった皆さま、ありがとうございました✨

人は誰でも、いつでも、どこでも、この世において、精神的な再生・リボーン・リセット・やり直すことができる。

生まれてきたこと、いま生きていること、いま自然や人に生かされていること…その事実に気づき、感謝の気持ちを忘れないかぎり、もう一度、何度でも、私たちは生きながらにして、生まれ変わることができる。

自然から教わることは偉大です。
でも、それだけが100%じゃない。

スーパーマンやヒーローのような生き方を目指すことよりも、現実的で足のついた生活や日常・社会で生きる、1人の人間として、「人として」どう生きるか…そこに向き合うことの意味を、考えさせられます。

吉野弁財天社 大鳥居 落慶神事

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今年5月16日に、建替が実現しました、吉野弁財天社の大鳥居⛩️

先だっての良き日に、落慶神事をさせて頂きました。

大鳥居をご奉納下さいました、得難き祝縁で繋がる功徳主様への感謝は言うまでもなく、弁財天尊を敬いご参拝される皆さま方の、今日という2度と戻らない毎日に、喜びが舞い込み、信じる道を前へ押し進めて行く力で満ちていきますように…と心よりお祈り申し上げました✨

「得難き(えがたき)」こと・もの・ひと…
そのご縁の尊さと有難さに、日々「ありがとう」の言葉の意味を、深く深く、感じさせて頂く幸せを、胸に。

山の中に溶けていく存在と、残る声

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本年度の奥駈修行の様子をご紹介✨

道中、靡(なびき)といわれる各箇所で、碑伝(ひで)というお札を納め、修行者全員で勤行をしていきますー

その靡(なびき)のほとんどには、形として目に見える「祠」や「お社」「仏像」がありません。

「何もない」ところに手を合わせる。
何かと対立関係にあるのではなく、何かと向き合っているのではなく、大自然の「中」で唱えられる勤行。

自我や意識の境界線が薄くなり、拝んでいる自分という存在が、山の中に溶けるような、不思議な感覚に陥る、とよく伺います。

残るのは「読経」ー
空間の中に浮かぶ「声」と「言葉」ー

歩いている時、各々の目的・経験など、みなバラバラななか、修行者の結集や一体感、同じ方向へ想いを向けさせる、靡(なびき)の存在と、勤行の真意に触れる体験。

Photo by Banri