ことば

かけまくもかしこき -天武天皇例祭ご案内-

祈り, 季節, 祭禮, 行事, 想い, 聖地, 神仏, ことば

当山において、最も重要な祭の1つである天武天皇例祭。櫻本坊に奉職する神職によって謹んでご奉仕されます。
<言葉に出すことさえも恐れ多い…天照大御神 天武天皇へと届けられる祝詞 -良い言霊のたくさん入った祝詞を唱えます->

天武天皇は「倭国」から「日本」へ、「大王」から「天皇」へと改め、現代に息づく日出ずる国の原形を固められました。そして、伊勢神宮の遷宮制度・神職階位を定められ、古事記・日本書紀の編纂を命じられたのは、日本という国の神々しい神話を正しく後世に伝え、「日本人」の本筋を未来栄光滅ばさせないためでした。

おそらく多くの方が疑問に思われる「なぜ、お寺に僧侶 神職が共に奉職し、法要 祭祀が共に行われているの?」
…「道」と「教え」は共にあるからです。
<お力のこもった神聖な御神酒の盃戴>

国の永遠の平安と繁栄を願い、天武天皇は神道 仏教ともに精通され、国を治める確たる軸とされました。
壬申の乱を勝利へと導いた「夢のお告げ」によって当山を建立された、万葉の御代の天皇。

神仏習合のシンボルともいえるお姿の御神前で、日本の平和と幸福を祈る祝詞 そして皆様の祈り想いは、天武天皇が櫻本坊に繋げて下さった光の柱を通じて、天照大御神へと届けられます。

「永遠性」の神髄(真髄) 神威(真意)を、感じて頂くことが、この大祭へ込める想いの1つであります。

Anju

<<天武天皇御神徳報賽神事>>
11月11日(日) 13:00 於 本堂
*玉串拝礼がございますので、ご参列の方は平服でお越し下さい。
(カジュアルすぎる軽装はご遠慮頂き、神前拝礼に不敬にならない服装)

11月10日(土)〜19日(月) 8:30〜16:30
天武天皇ご神像 特別ご開帳 (於 本堂)
*宝聚堂も同時に開扉しております。天武天皇御神霊 地蔵菩薩(重文)等 拝観して頂けます。但し、天武天皇お念持仏 釈迦如来坐像(重文・初代本尊)は4月のみのご開帳です。

尚、11/3〜25まで 土日祝に限り、近鉄吉野駅から中千本公園(櫻本坊駐車場 真横のバス停)間、奈良交通のバスが運行しております。バス降車後、朱色の門 階段を上られると境内に入って頂けます。

たてまつる

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「まつり」のホントのこと

銀木犀の華麗で甘美な香りが境内中に漂う今日この頃
人生で1度はぜひ香って頂きたい…!毎年そう心から願って止まない、全てに魔法をかける不思議な魅力を放つ香り

秋に移り、来たる10月1日・11月11日は、吉野聖天大祭・天武天皇祭。
ほとんどの法要神事の名前につく「-祭」。

皆さんは「まつり」と聞くと、何を思い、どんな感情が湧いてきますか?

まつり まつる 祭り 祀る 奉る 間と間をつり合わせる 神様が降りて来られるのを「待つ」…

祭の最も大きな意味目的は、神仏に「たてまつる」こと。

神仏が喜んで下さることを、私たち人間も喜んでご奉仕させて頂く。
真心こもるお供え物を、みんな心を1つにして、神仏へお供えする。

神仏も人間も、ハッピーに「祭」を楽しむ原点には、今年もお米や農作物の実りがあったこと、また日常の「当たり前でない当たり前」の幸せに感謝し、真っ先に神仏へ「お供えをする」尊い喜びがあります。

全てに宿る八百万の神々に、同じく共に、全てに宿る仏たち。
人間は、目に見えているものよりも、目に見えない働きによって「生かされ」「動かされ」ている。

「生きている」ことと「生かされている」ことの言霊の重みの違いを知ると、神仏のためにさせて頂く「まつり」は、私たち人間が示せる大きな敬いと感謝の気持ちの表れであることは明らかです。

着々と進む、当山秋の2大「まつり」への準備

今年も、神仏へお祭りをさせて頂ける喜びと、御扉をご開帳させて頂ける尊さに、既に胸がいっぱいです

Anju

あなたに寄り添うもの

ことのは つづり, 祈り, 想い, 神仏, ことば

あなたに寄り添うものWhat brings us here, this point of life journey today? Whoever you’re with, wherever you stand at, whichever decision you are about to take…Destiny is taking our lives, Deities are guiding our lives.

We should not be worried.自分の命を運ぶ道を信じること「運命」
自分の命が宿る仕事を信じること「宿命」
自分の命の使い方を知り信じること「使命」
自分の命に懸ける想いを信じること「懸命」

神仏と共に生きている自分(魂)を信じること「天命」

全ては命があってこそ。
命より大切なものは、ありません。

私たちに寄り添う「命」を、信じて生きていきましょう

Anju