ことば

私たちの全身全霊を包み込む香煙

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月例「お護摩の日」の様子✨
全国各地よりお申し込み下さっている祈願護摩木を、毎月のお護摩でお焚き上げしています🔥

本堂に入り上を見上げると、真っ黒な天井。
祈りの歴史と、人々の想いの積み重ね。

尊い香煙が、ご本尊様をはじめ全ての御仏様の聖域に届く光景は、なんとも言えない荘厳さを毎回感じます。

そして、私たちの全身全霊を包み込む香煙の、有難さと非日常感。

この煙・灰の神聖さ。
祈りと人の想いの、あたたかさー

<<節分会 法要のご案内>>
2月3日(土)午前11時 於 本堂

とても重要な「節目」、節分の護摩法要。
1年の厄・災難・魔を祓い、穏やかで優しさの行き交う日々を祈ります。

どなたでもご参列頂けます。
(授与所にて受付必要)

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神仏結縁体験の様子✨

自分の手で玉串をつくり、願いを込め、本堂にて捧げる。
自分の手で人形(ひとがた)をつくり、願い事を書き、聖天堂にて捧げる。

お寺での「作務」「奉仕」を、お寺の人と一緒に実際に体験する時間✨

何気なく目の前に与えられる、ある、様々な祈りの道具たち。

それらは当たり前に提供されるものではなく、そのプロセスに込められる真心と、深い精神性の意味を、櫻本坊ではお伝えしています✨

何事も、目の前にあるものの有難さ、自分がいる環境の有難さを忘れてしまわないように。

 

成し遂げたのはだれか

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「Footprints -足跡-」(マーガレット・パワーズ作)という詩を、毎年雪の日に思い出します。

人生で最も辛く悲しい時、1人で歩んでいるように思いがちです。振り返って、歩んできた道のりを見ると、自分の足跡しか見当たらないからです。でも実際は、神様が私を背負って歩んでくれていたから、足跡は1人分だったという言葉が綴られています。

下が見えなくて、滑るのが怖くて、歩きにくいと感じる雪道。

前を行く人が残す足跡を踏み重ねられることの、安心感と心強さ。
誰も歩んでいない真っ白な雪の上を、自分が一番先に歩いていくワクワク感や勇気。
自分の後を、誰かが続いてくれているのを知った時の、嬉しさと責任。

いろんな日があります。
1人で歯を食いしばって踏ん張らなければいけない日もあれば、皆で力を合わせて押し進んでいく場面も多くある。

大事なのは、渦中にいる時よりも、過ぎ去った後に、学んだ事を人に伝えていく姿勢かと思います。

「自分1人で成し遂げた」という勘違いや傲慢さではなく、その時1人と感じていても、実際はいかに多くの支えがあったかに気付き、感謝の気持ちを忘れないこと。経験し学んだことを、日常社会で実践し恩送りしていくこと。

「知識」と「知恵」の違い、はそこにあるのではないでしょうか✨

今年1回目の月例 法螺貝講習会がありました✨

大講堂で実修(練習)があり、ベテランと新人が一緒に学び合い、形だけでなく心構えを磨き合う大切さ。
窓の外の吉野の山々に響き渡る、法螺貝の音霊の美しさ。

聖地の「声」は、自然から発せられ、自然に溶けていく。

多種多様な形で、日々沢山の皆さまが活用し、いろんな側面から愛される大講堂が、今年も新たな出会いと笑顔で、満ちていきますように✨