Posts published on 9月 2019

自然の女性性 -女性のための奥駈修行-

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自然の女性性 -神を父に 仏を母にいただきて-
本日、那智大社 青岸渡寺〜熊野本宮大社(大雲取越・小雲取越)を祈り歩く、女性のための奥駈修行…御縁深き熊野の神仏に温かく迎えて頂き、全員無事に満行することができました
(那智大社 青岸渡寺)

また、参列者1人1人が、お互いに氣を配り合い、心を寄せ、声を掛け合い、学びと優しさに満ちた時間となりました サポート隊に出仕してくださった皆様にも深く感謝申し上げます。
(熊野古道 大雲取越 小雲取越 小口)

Motherland Mother-tongue…母なる大地 母なる海… 故郷を表す言葉に含まれる「母」という言葉-

山伏の正装には「螺緒(かいのお)」と呼ばれる「臍の緒」を意味するものが腰回りにつけられ、「胎内くぐり」と呼ばれる「生まれかわる」「純真な赤子の心に戻る」行があります。

再生-
人は、生きている間に、生まれかわることができる。
ただそこで黙って存在する「あるがまま」の自然の姿が教えてくれる、心の在り方があります。

参道と産道、お宮と子宮、透明で神聖な場所には、生命を生み出す「むすひ」「宇宙」が存在する

男性が自然に「ゆだねる」ことができる一方で、女性は自然と「共感」できることが多いのではないでしょうか。

女性が意識を持って自然に身を置くことで、自然が持つ母性に共感し、自分の母性を意識する。その気づきから、もっと人にやさしくなれたり、人としての器が大きくなったり、本来の姿に戻る近道でもあると思います。

外に愛 答えを求めずとも、内側に既にある大いなるものに、気づく。自分が光そのものであることに、気づく…そして、その光・心構えを、生活 人生の中で、磨いていく

人間の本来あるべき姿とは?
それを求めていくこと、自然に問いかけ、そこから何を感じキャッチし 見出していけるのか。
人間らしく「人」として生きていくことも、修行のひとつだと感じる3日間でした

Anju

ps 吉野〜熊野古来からの神仏習合の祈りが満ちる場所全てを受け入れ、多様性を重んじる場所
(1日目 参列者とともに 櫻本坊での道中安全祈願 護摩
年齢も 性別も 職業も 国籍も 巡礼に向ける想いも違う中、お互いへの敬意を大切に
朝一での 那智大社の神様へのご挨拶〜青岸渡寺朝のお勤め後の朝光
(熊野本宮大社 再拝二拍手一拝 そして般若心経  最終日 神恩感謝の祈り雲の清さ-神を父に仏を母にいただきて-)
(最終日 櫻本坊 本堂前にて、無事帰ってきました!のご報告 全てのご縁と皆様の心に感謝✨)

多様性を重んじる -Yin and Yang-

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多様性を重んじる -Yin and Yang-

聖天堂にお供えされる巾着(油で揚げたお菓子)と大根。堂幕にも巾着と大根。
むすびの神で知られる聖天尊、これらは陰陽(女性と男性)を表したシンボルとなっています。

自然と共に生きる中で、人間の身体・心・エネルギー…万物は、陰陽の法則、自然の引力・重力などと密接に繋がっています。

人間の身体に含まれる水分と塩分、私たち1人1人は、体内にエメラルド色の、絶えず引いては満ちる「海」を持っています。

様々な陰陽の考え方がありますが、例えば 一概に女性は月(陰性)で男性は太陽(陽性)、と言い切ってしまわずに、日本では天照大御神という女神、そして月読命という男神を持ちます。
*性別に関しては諸説はあります

すべての陽の中にも陰があり、すべての陰の中には陽もある。

物事 植物 食物 出来事 人間 ストーリー…すべてには多様性があり、側面だけでは決してジャッジできない事が、世界には溢れています。

それぞれの足りぬところを補い、溢れるところを引き…全ては「円」という調和を保ちながら、イノチは出合い(出逢い)解れ(別れ)、「円」即ち「縁」で結ばれている

まさに、曼荼羅–

様々な形 関係性 距離感で繋がる、全てのご縁が持つ意味に感謝し、皆様の人生がより実乗りある豊かなものとなりますように… と 聖天堂では日々お祈りさせて頂いております

Anju

<<10月1日(火) 吉野聖天大祭>>

13:00 聖天尊ご本地仏 祭礼 於 聖天堂
14:00 大護摩供法要 於 境内護摩道場

10月1日 1年に1日(9:00〜16:00) のみ、聖天尊ご本地仏 秘仏 十一面観世音菩薩の御扉をご開帳させて頂きます。

尚、10月1日 午前零時より聖天堂内陣にて、住職により聖天尊 浴油秘宝供を厳修致します。

*秘宝供は非常に、非常に荘厳な儀式のため、法要中は聖天堂の一切の出入りを禁止致します。

*ご参拝の方は堂前にてご同行頂けます。
その場合は午前零時〜1:00の間にご参拝下さい。
真夜中の祭礼ですので、暖かくしてお越し下さい。