Posts published on 8月 2022

Remember Me

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例年8月24日に斎行致します、地蔵盆法要への準備がすすめられています。

お地蔵様をお身拭いさせて頂き、よだれかけを交換し、周りの草引きや落ち葉はきなど、清浄にする作務が続きます。
そして、お供養のためのお塔婆を手書きしています。
……
「中今(なかいま)」

今この瞬間を、今できる100%で生き、人生を全力で価値あるものとしていくこと。
気の遠くなるような長い歴史と時間、そして数えきれないご先祖様たちの「ご縁」によって、今自分の命が継がれ、この時代に生きている奇跡。
生かされている自分の命は、自分1人のものではなく、「他人事な命」も存在しません。
多くの人の想いと祈り、愛を引き継いで、生命の真っ只中である「今」を生きる責任と使命が、私たちにはあります。

いま このとき ここで「ど真ん中」をどう生きるか。

数えきれない人たちの祈りを受け、生かされている自分のイノチ 大切な人たちのイノチに、感謝の心を片時も忘れない
同時に、自分たちの後で繋がれていく、奇跡そのもののイノチへの祈りを、捧げる日にしたいと思います

Remember me

毎年8月24日の地蔵盆法要では、お供養のお塔婆(とうば)を書かせて頂きます。

お塔婆(故人のお名前 法名が書かれた木柱)の意味とは-
例えば、神仏が光の柱を通して、恐れ多くも 私たちの近くまで降りて来て下さり宿られるさい、「依り代(よりしろ)」が必要です。

仏さまであれば、自然はもちろんのこと、多くはお像 彫刻 画などの「ご仏像」、神さまであれば、自然そのもの(山 磐座 樹木 滝 川…)や鏡 剣 御幣などの「ご神体」と呼ばれるものになります。
私たち人は、それらを礼拝の対象として、目に観える形で、その対象に神仏の気配を感じ、手を合わせます。

それと同じで、お供養のお塔婆も、故人にとって「目印」となります。空の世界にいる故人が、私たちが生きている地上の世界の、どこに行けばいいのか教えてくれる道しるべ。
もちろん…心に想うとき、いつも側で、共にいて下さっている、大切な人たちの魂ー

ディズニーアニメ映画で大ヒットした「Coco(原題)/ リメンバー・ミー」を見ていると、お盆(All Souls Day)にご先祖様を迎えるために、人々は目印となる写真を祀り、お供え物をする。自分が帰るべき依り代があり、自分が生きていたという事実を覚えてもらっている間は、死者の国でも”生きている“…国境を越えて通じるものがあるのだと感じました。

同時に「忘れられる」ことが、人間として最も悲しく孤独であるのだと思いました。
他者満足で生きる意味を想います。

寿命- 私たち1人1人の魂に与えられた役目を果たした時、寿命が訪れるのであれば…
「今」この奇跡そのものであるイノチを、どう全うするか。
人が生きる道-人生とイノチの、私たち人間の想像を超える、奇跡の輝きと尊さを…考えさせらます。

Freedom or Liberty?

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Freedom or Liberty?

世界は、どんどん暗黒時代へと、逆戻りしているように感じてやみません。
戦争・差別・格差、あってはならないことが覆され、そこに疫病による心の活力の低下。

そのような現代で、組織・地域・社会・国・世界をより良い場所へ変えていこう…その意気込みや意欲を保つことも難しいと感じてしまいます。

一隅を照らす: 自分を光とし、身近な周りを照らしていく。

個々の力で、地球規模での「世界」を変えることは難しくても、自分の今日という「世界(日常・人生)」は、自分の選択で変えていける
そこから、自分の周りの「世界」を、まずは変えていく。

今の世の中が求めている「自由」は、Freedom(フリーダム)よりも、Liberty(リバティ)の自由です。

誰もが、幸せに生きる権利のために、未来へ伝えたい想いのために、困難と混乱の中であっても、行動を起こし、声を上げ、自分の力で、風を起こしていく。

たたかっていく。
いい意味で、周りを巻き込んで、未来へと、引っ張っていく。
責任をとっていく覚悟があるから、できること-

隅(すみ)を照らすことが、オセロのように気づけば…端から奥から軸を固めていく、結局は「急がば回れ」のように思います。