さい帯血バンク

死は、特別でない、当たり前のこと

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昨日6日、兵庫県 甲南大学にて 「死生学 〜日本の死生観②〜」の講義をさせて頂きました。
身近な家族や友人・パートナーという大切な人の死とどう向き合い、どう「今」を捉えていくか-

このように教壇に立ち「死生観」をお話することは、誰にでも出来ます。

身近な「死」を経験することは、遅かれ早かれ、平等に全員が経験することだからです。

死は、特別でない、当たり前のことー
生きることは、かけがえなく特別で、当たり前じゃないことー

その事実を変えることはできないと知った時、では、皆さんは、生きることを諦めますか?
それとも、その事実があるからこそ、今日をどう生きたい、と願いますか?

命をことぶく「寿命だった」と、言われる人生の、幸せに気づく。

学生さん達からのフィードバックに「私たちの背中をそっと押してくださるお話だった」とあり、積み重ねてきた想いを信じて、それが相手の頭ではなく、心に入ったと知れると、感謝の気持ちが溢れました。

毎年、懸命に聞いて下さる、学生さん達の真摯な姿勢と眼差しと向き合えること、櫻本坊にとって大きな宝です。

楽しいことと、楽なこと

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“If you can’t explain it simply, you don’t understand it yourself (well enough).”
子供に説明できなければ、自分自身が理解しているとは言えない。
ーアルベルト・アインシュタイン
小学生のお子様たちの、課外学習受け入れが、2日間に渡り開催されました✨
写仏・護摩・無言の行(サイレントウォーク)の体験を通して、お子様の目線を通して、我々が気付かせて頂くことの多さ。
ハキハキした挨拶の気持ちよさと、積極的に手を上げて興味津々にしてくれる質問✨

自分の手で、護摩木に「お願い事」を書くこと、写仏の半紙に「決断」を書くこと、気持ちを言葉にする大切さを知ってもらう。

生きていくことは、楽しいことばかりではありません。色んなことがある世の中で、自分の生きる軸というのを、人生の節目のきっかけで、ふと思い出してもらえるような体験の積み重ねを提供したい。

楽しいことは、楽じゃない。
楽なことは、楽しいわけじゃない。

自分で考えて、判断して、決断して、自分から動いて努力しなければ 楽しいことはできない。楽しいことをする/感じるのは、楽じゃないという真理。

消極的に、波を起こさずただ風を待つよりも、積極的に動いて風を起こし、進むべき方向へ舵を先導していく。

前向きに議論して、意見をシェアし合って、手にしていく…自由・平和・生き方の選択の決断を、子ども・学生・若い世代の方に、伝えていける寺院であり続けたいです✨

あなたにとって、祈りとは

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祈りとはー

祈りは、苦しみをなくすものではない。

祈りは、過去をなかったことにしたり、嫌な記憶や苦手な人間関係を、都合よく消しゴムのように消したりする力はない。

祈りは、骨折した骨をくっつけたり、怪我の出血を止めたり、死人を蘇らせる技術は持っていない。

でも、祈りは、それら痛みや苦しみと向き合う勇気を与え、心の支えとなり、生きる力を与えてくれる。

今日、どのように生きるか、選択する勇気を与えてくれる。
今日、どう人として人と接するか、選択する勇気を与えてくれる。

何を言っても言わなくても、何をやってもやらなくても、必ず何かしら人から言われるのが社会で、後悔ないように生きていても、必ず何かしら後悔が残るのが人生ならばー

どうせするなら、どの後悔を選ぶのか、どの後悔と共に生きていくのかー

祈りは、苦しみと向き合う勇気を与えてくれるもの。常に、選択肢を与えてくれるもの。

あなたにとって、祈りとは?