修行

天武天皇御神徳報賽神事 ご案内 〜天武天皇ヒストリー⑤〜

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天武天皇御神徳報賽神事 ご案内
〜天武天皇ヒストリー⑤

「桜」の樹の「本」に建てられた「寺」が「櫻本坊(さくらもとぼう)」 なぜ「寺」ではなく「坊」と名付けられたのですか?というご質問を受けることも多いです。

現代で一般的に知られる「〜坊(ぼう)」とは意味合いは違います。

天武天皇の御代、「天皇が行幸に際したさいにお籠り(宿泊)される処」「天皇の御坐す処」「皇族の御殿」などを、「宮(みや)」=「坊(ぼう)」と呼んでいました

天皇への即位を予言する(当時は大海人皇子)、桜の吉兆の夢のご縁で、当山 櫻本坊を建立され勅願寺とされた天武天皇のことを、来月の例祭に向け、シリーズでご紹介させて頂いております
⑤日の本の国(ひのもとのくに)-

神と仏が共にあり、美しい四季の営みが巡る 私たちの故郷 日本。では日本、と呼ばれ始めたのはいつからでしょうか?

天武天皇は「倭・倭国(わこく)」と呼ばれていた国号を「日本」へと改め、「大王(おおきみ)」に代わり「天皇」という称号を初めて使われ、現代に息づく日の本の国の原形を固められました。

そして、国史である古事記・日本書紀の編纂を命じられたのは、日本という国の神々しい神話を正しく後世に伝え、「日本人」の本筋を未来栄光滅ばさせないためでした。

天武天皇ご自身も剃髪出家され、また神職階位を定められるなど、国の永遠の平安と繁栄を願い、神道 仏教ともに精通され、国を治める確たる軸とされました。

1350年前から継承されてきた、そしてこれからも永遠に継がれていく、起源にある「想い」。

天武天皇が、現代の日本に繋げて下さった、多くの基盤と「日本の本質」を、1人でも多くの方に知って頂きたいと願っております

⑥へつづく
Anju


11月10日(日) 13:00
天武天皇御神徳報賽神事 (於 本堂)
*玉串拝礼がございますので、ご参列の方は平服でお越し下さい。
(カジュアルすぎる軽装はご遠慮頂き、神前拝礼に不敬にならない服装)

11月9日(土)〜17日(日) 8:30〜16:30
天武天皇ご神像 特別ご開帳 (於 本堂)
*宝聚堂も同時に開扉しております。天武天皇御神霊 地蔵菩薩(重文・旧国宝)等 拝観して頂けます。但し、天武天皇お念持仏 釈迦如来坐像(重文・初代本尊)は4月のみのご開帳です。

天武天皇御神徳報賽神事 ご案内 〜天武天皇ヒストリー④〜

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天武天皇御神徳報賽神事 ご案内
〜天武天皇ヒストリー④

当山境内には、代々受け継がれる 大切な大切なしだれ桜の子孫が存在します。
今も春になると、上品に咲き誇るその桜…樹齢80年を越える 現 「天武天皇 夢見の桜」
こちらのしだれ桜こそ、櫻本坊の由緒の主役

歴代住職・携わる人たちの手によって、代々継承されている桜。
桜も人間と同じように世代交代をし、現在 桜本坊の境内には、親→子→孫 の3本の「夢見の桜」が存在します
次世代の孫桜もすくすく育ち、年々 花を少しずつ実らせています
<次世代「孫桜」と、役目を終え枯れ枝を孫の周りに自然と落とす「先代 おじいちゃん桜」 命はめぐる…サークルオブライフ

次の100年先の未来へ繋がる…桜

当山 櫻本坊を建立され勅願寺とされた天武天皇のことを、来月の例祭に向け、シリーズでご紹介させて頂いております
④夢占い・夢判断の元祖-

671年
兄の天智天皇から逃れ、吉野山で出家をし、籠られていたある寒い冬の夜。
大海人皇子は夢を見ます。深い雪に覆われた吉野山に一本の満開の桜が咲いている。
不思議に思った大海人皇子は、役行者の高弟・角乗(かくじょう)に夢判断を命じます。
角乗は「桜は日本の花の王。殿下が天皇の位につかれる吉兆でしょう」と答えます。
翌年、大海人皇子は壬申の乱に勝利、天武天皇となられます。
喜ばれた天武天皇は、その夢で見た桜樹を実際に見つけ、そのもとにお寺を建立。
寺号を桜本坊と名付け、角乗を住職に迎え勅願寺とされました。

この故事より、天武天皇「夢見の桜」は、夢占い・夢判断の発祥・元祖と言われております

当時は今以上に、「夢」を見ることや「夢」が持つ意味は、国を動かすほどの力があり、あらゆる兆しであると信じられ、重要視されていました。

1350年前に見られた夢…その夢を見られていなかったら、そこに意味を見出し、信じられていなかったら、今この櫻本坊の祈りの道は存在しません。
繋がれてきた全てのご縁と命も存在しません。
今こうして読んで頂いている皆さんとの出会いも、なかったかもしれません…
ロマンを感じませんか?

天武天皇について、1人でも多くの方に知って頂きたいと願っております

⑤へつづく
Anju


11月10日(日) 13:00
天武天皇御神徳報賽神事 (於 本堂)
*玉串拝礼がございますので、ご参列の方は平服でお越し下さい。
(カジュアルすぎる軽装はご遠慮頂き、神前拝礼に不敬にならない服装)

11月9日(土)〜17日(日) 8:30〜16:30
天武天皇ご神像 特別ご開帳 (於 本堂)
*宝聚堂も同時に開扉しております。天武天皇御神霊 地蔵菩薩(重文・旧国宝)等 拝観して頂けます。但し、天武天皇お念持仏 釈迦如来坐像(重文・初代本尊)は4月のみのご開帳です。

天武天皇御神徳報賽神事 ご案内 〜天武天皇ヒストリー①〜

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天武天皇御神徳報賽神事 ご案内 〜天武天皇ヒストリー①

実りの秋五穀豊穣の感謝を神仏へ捧げるお祭りが、日本各地で執り行われています

また、今上天皇にとって大きな意味を持つ神事、10月22日の即位の礼、11月14・15日の大嘗祭。

「令和」の出典元である万葉集…万葉の御代に、今まで以上に 想いをはせる方も多いのではないでしょうか

その万葉の御代を、日本という神々しい国造りのために 心を捧げ生きた、天武天皇

天皇への即位を予言する(当時は大海人皇子)、桜の吉兆の夢のご縁で、当山 櫻本坊を建立され勅願寺とされた天武天皇のことを、来月の例祭に向け、シリーズでご紹介させて頂きます
① 大嘗祭(だいじょうさい)-

新嘗祭(にいなめさい)とは、その年の実りの穀物を天照大御神と天地の神々に捧げ、国家と国民の安泰を祈念する秋の神事です。
大嘗祭は、天皇が即位後はじめて行う そして一世一度の、大掛かりな新嘗祭のことをいいます。

即位の重要性を強調し、普段の年の新嘗祭と大嘗祭を区別し 大掛かりな儀式として定着させた史上最初の天皇…それが 天武天皇です

1350年前の儀式が…途切れることなく、今も大切な祭祀として伝わっている事実。

天武天皇が、現代の日本に繋げて下さった、多くの基盤と「日本の本質」を、1人でも多くの方に知って頂きたいと願っております

②へつづく
Anju


11月10日(日) 13:00
天武天皇御神徳報賽神事 (於 本堂)
*玉串拝礼がございますので、ご参列の方は平服でお越し下さい。
(カジュアルすぎる軽装はご遠慮頂き、神前拝礼に不敬にならない服装)

11月9日(土)〜17日(日) 8:30〜16:30
天武天皇ご神像 特別ご開帳 (於 本堂)
*宝聚堂も同時に開扉しております。天武天皇御神霊 地蔵菩薩(重文・旧国宝)等 拝観して頂けます。
但し、天武天皇お念持仏 釈迦如来坐像(重文・初代本尊)は4月のみのご開帳です。