祭禮

吉野山の夏の風景が始まりました

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大峰山 入峰修行を満行し、里に帰山する講社で賑わう日曜日ー

吉野山の夏の風景が始まりました✨

「新客さん、若い人たちに、山と縁を結んでほしい。護摩と縁を結んでほしい。だから、これからも続けていきたい。」

そう前向きに伝えて下さる、長年の先達さんの穏やかな眼差しと、あたたかいお言葉に、ほっこりした和やかさを頂く、「ちょっとした会話」の威力。

お互いの目を見て、想いを伝え合えることの感謝を、胸いっぱい感じます。

「おかえりなさい」「お久しぶりです」と、「はじめまして」が沢山入り交じる、近年の夏☀️

出迎え見送ること 見送り出迎えること

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出迎え見送ること、見送り出迎えること。

今週末は、得度受戒会が執り行われていました。

心新たに生まれ変わり、神仏へ、十の約束(十善戒)を守る誓いをたてる、大変重く荘厳な儀式です。

「十善戒」とは、シンプルな約束事ばかりです。
しかし、最も「容易く簡単」と思えるような誓いは、最も難しい試練となる。

初心や謙虚さは、努力しなければ怠けてしまう、そんな弱さを持つのが、私たち人間。

何をするかしないか、何を言うか言わないか、それが、日常や社会、周りの方たちが穏やかになれる選択かどうか。

選ぶのは、いつも“私”の心-

人間である以上、選択を間違うこともあります。
道がズレる日もあります。
全ての「十善戒(約束)」を守れない日もあるでしょう。

それは「間違い」でも「悪」でもありません。
人間らしい人間、であるということにすぎないのだから。

大事なことは、そこで自身で気づいて、道を修正して、次に活かすために努力する。

可能な限り約束を心得る努力を、誓うことはできる。

その努力を、保つか、否や。

この心構えと選択の積み重ねが、日常の尊い「祈り」であり、人への「思いやり」と結ばれていくと信じています。

……
神仏の「道 」と「教え」に出会い、その世界へと「渡り」歩ませて頂く「機会を得る」、そして人の模範となる心構えと言動への心がけを誓うことが「得度」。

じっくりとお時間をかけて、心を整えて来られる方がほとんどの、得度受戒会。

「おかえりなさい」「ただいま」「また」「お久しぶりです」
出迎える時、お見送りする時。見送る時、お出迎えする時。
この言葉を伝え合えることの尊さを、毎回心に刻みます。

今回も、無事受戒されました皆さまの、晴れやかで素晴らしい笑顔に、心から幸せな気持ちを頂きました✨
おめでとうございます✨

一生に一回のご縁かもしれない日々で

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3月26日〜5月6日まで特別ご開帳しておりました、宝聚堂(宝佛殿)は、今年もあたたかい雰囲気のなか、結願を迎えることができました。

ご開帳中にご参拝下さいました皆さま、心よりありがとうございます。

春の吉野山は、毎年、怒涛のスピードで過ぎていきます。

忙しさの中で、言葉の至らなさや、細かい配慮が欠けてしまっていたのではないか…と反省も沢山あるなか、あたたかいお気持ちでお参り下さる皆さまのお言葉と笑顔に、日々救われ、癒され…

特に春は、初めてお会いする方々との接点が多いのが、お寺の日常です。

私たちにとって毎日の現場でも、来られる方の中には、一生に一回のご縁のお参りかもしれません。

どのようなきっかけや形であっても、「来て良かった」「心がちょっと軽くなった」「さ、明日からも仕事頑張ろう」と、肩の荷を下ろせる場所、荷物を整理できる場所、引き続き目的地まで歩み続けるために、心身を充電できる拠り所…でありたいと願います。

本日から通常拝観に戻り、夏は夏のご縁と表情に有難さが増す季節✨⛰️

皆さまの心願成就を、吉野山よりお祈りいたしております✨