祭禮

やっかいで、でも最も強力な、魔法を操る

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やっかいで、でも最も強力な、魔法を操る

言葉とは時に非常にやっかいなものです。

伝言ゲームをみても、最初にあった言葉は、人の口を通れば通るほど、どんどん違う内容になってしまうことは、一目瞭然。

その都度で、「その人」というフィルターを通し、また「その日/時」の都合・心情・機嫌・人間関係・損得忖度・自己保身が加わり、言葉のチョイスも千差万別だからです。

そして、真実や本質を見て見ぬふりをし、その場の雰囲気やノリに飲み込まれてしまうことの、人間の弱さを知る。
人を陰で傷つけ笑い者にする側にいる自分の、器の小ささを知る。

明日は我が身、自分がされて嫌なことは、可能な限り人にしない努力と、言葉を預かり人に伝える責任の重さ。

言い方と言いたいこと、を分けて考える冷静さと、客観視する重要さ、自分の目で直接見て、自分の耳で直接聞いて、自分の肌と心で直接感じる「直感」や「違和感」。

「理解する力」「見極める力」の試練を知る人ほど…言葉に信頼され、力を与えられ、守られ、どんなやっかいな伝言ゲームにも惑わされない…最も強力な味方を得るでしょう✨

天知る地知る我知る人知る
…自分が自分を恥じない、言葉の選択を、力に✨
……
旧暦の己巳の日である本日午前7時、吉野弁財天社にて、例祭を斎行させて頂きました。

当山 境内のほぼ中心に、あでやかに鎮まります、吉野弁財天社。

白蛇を従えた 水を司る美しい女神であり、芸能・弁(コミュニケーション・言霊) ・財(経済・商売・人脈・縁結び)の巡りを良きものとし、「宇賀神」とも唱えられます。

へその緒

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大師堂前の、ハート椿ー

暖かさが一気に加速し、植物たちの目覚めを感じます

吉野山奥千本ー

時折、自然の中に身を置いていると、人間が「臍の緒」のような存在に感じることがあります。

繋がる天や大地から、見に見える目に見えない、沢山の恩恵を与えられ、「生きろ」と祈られ生かされている、私たち。

そして、魂へその栄養を注ぐことができるのは、私たち肉体が体験する経験や、言葉や、想い。

生きることの、真の豊かさとは。

山は今日も、美しい。

“Nature doesn’t care”

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“Nature doesn’t care”
「自然にとっては、当然のこと」

時々、山の中で、野生動物のシカバネや白骨化した姿に遭遇することがあります。

また、先月まで毎日境内に来ていた、とても老いた雄鹿。
その姿を見なくなった時、もしかしたら何処かで生を全うしたのかな、と考えずにはいられませんでした。

どこかで、その生命を全うした、イノチ。
そして、どこかで、新たに産まれる、イノチ。

自然の摂理、サークルオブライフを考えると、肉体一個で生まれ落ち、魂一個で天に還るのは、人間動物関係なく、平等で当然のこと。

そして、自然にとったら、気が遠くなるような長い時間と森羅万象の中では、その循環は極めて当然のこと。

自分が産まれ、存在し、いずれ大地に帰ることは、自然からしたら、当然のこと。

その限られた肉体の時間の中で、何を想い、考え、どう行動するかー どの道を、実際どう歩むのかを選択するのは、私たち次第のこと。

山頂に辿り着くことだけが、人生の目的ではないことと、長い目で物事の本質を深く見る視野を、自然は、今日も教えてくれています。

……
旧暦の初午の日である本日 午前7時、高倉稲荷明神社にて、例祭を斎行させて頂きました。
山(自然)そのものをご神体とする、奥深き心あたたかい山の神が鎮座されます。山に入る者(仕事・修行)を守り、我々の心の最も弱い所に潜む「魔」を祓って下さいます。
こちらの眷属は、キツネより古い、古来からの信仰が残る白い日本狼達で、様々な魔厄病災いを祓い、起死回生へ導いて下さいます。