大峰山

想いをその一歩に託して

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想いをその一歩に託して

当山では、小中高生を対象とした「体験学習」の受け入れも長年しております。

学生さん達には、単純に「歩禅」の意味を説明するのではなく、「日本の精神性」の大切さ、自身が発する言葉の重み、「当たり前」の尊さ…何より「生命(いのち)」とは?を、自然の中を祈り歩むことで、自発的に気づいて頂けるように、「死生観」「心」のお話を交えてお伝えしています。
これからの社会を、誰にとっても、生きやすくより良い世界にしていくために。

自分の前を歩く人の背中を見る。
自分の後ろに続く人のことを考える。
何より、自分の背中が、人から見てどうありたいかを想う。
背中で導いていける人が本物です。
その背中が、正直で、あったかくて、自他に対して思いやりに満ちた姿であってほしい。
「ここだけ」で終わる体験学習ではなく、人生・日常のふとした瞬間に繋げていけるような、そのための気付きを得て頂ける体験を目指しています。
生徒さん達の真摯な眼差し、素直で純粋な姿勢に、毎回感謝の気持ちでいっぱいになると同時に、未来を生きていく学生さんたち・子どもたちのために、私たち社寺がサポートできる「心」の部分を、引き続き、誠心誠意をこめて伝えていく所存です。

Anju

みちみちてみち

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みちみちてみち

昨日15日、天武天皇ご神像 御扉を閉じさせて頂きました。

ご開扉中にご参拝され ご縁をお結び頂きました皆様、また連日ご出仕下さいました行者信徒関係者の皆様に、深く感謝申し上げます。

御扉を閉じさせて頂く祭礼のさい、感謝の気持ちと同時に溢れる、「来年も滞りなくご開扉できますように」という未来への願い-

ご奉仕させて頂ける者 全員が、来年もまた健康で笑顔で、御神像にお会いできますように、毎年心の底から想うことです

命あるからこそ…愛おしい命に感謝がこみ上げる瞬間でもあります

祭礼 法要 神事は、同じことの繰り返し。
何十年 何百年 何千年と繰り返し捧げられてきた、祈りのエッセンス。

そしてそれは、日々のひたむきな「つとめ」の積み重ねによって、実現できるものだと実感します。

神仏と築き上げられてきた/いく「確たる信頼関係」「光の柱の太さ」「糸の絆」…平和への変わらぬ願い…

未ち満ちて道-
櫻本坊から発信される揺るぎない祈りと想いが、1人でも多くの方の道開き・道邁進の想いの実現に結ばれますよう、心よりお祈り申し上げます。

Anju

*なお、宝聚堂(宝物殿)は、引き続き11月30日まで特別ご開帳中です
写真は昨夕の祝い宙

六つの根っこの中心

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六つの根っこの中心
「六根清浄」と唱える祈りには、目・耳・鼻・舌・身・意…人間に備わった器官と本能を清らかにする努力を惜しまない、という強い意思が込められています。

不浄を祓うこと-
時に避けることができない、外からやってくる不浄(不快 不愉快な物事・音 陰口や文句・匂い・味 言葉・感覚・思考 想い)があります。

どの時代も、人間が最も清める必要があるのは「口」ではないでしょうか。

手水や塗香(ずこう)の作法において口元を清める意味の1つは、聖域で私語を慎むことであるように、口は災いのもととなり、言葉は人を生かしも殺しもする、という日常の気づきへと繋がっていきます。

言葉の持つ威力が、五根に影響しているのは事実です。

自らが不浄な六根を周りに発信しないように、可能な限り気をつける。

そのための「六根清浄」の約束を、魔除けの香りに教えてもらう秋空のもと
Anju
写真は、高倉稲荷明神が坐す中庭で満開の魔除けの植物 ヒイラギの花
モクセイ科ですが、こちらの香りはジャスミンにとてもよく似ていて、マスク越しでも分かるほどの存在感をはなっています。