神仏

物事の「さだめ」を信じる

悠然, ボーダーレス, ことのは つづり, 縁の下の力持ち, 祈り, 季節, 祭禮, 行事, 想い, 祈りと医学, 植物&食物, 聖地, 神仏, 修行, 大峰山, ことば

当寺院中庭に坐わす、高倉稲荷明神社前 紅梅のふくよかな香りが美しい朝✨

花は、その最も華やかな時であっても「私を見て!」と声に出したり、場所を移動してまで誰かに見てもらおう、なんてしません。

生まれ生きる場所で、それがどんな山奥でも谷底でも、誰かに見てもらわなくても、季節が巡り、咲く時は咲く。

そしてその美しさと佇まいには、どんな言葉にも表せない迫力と、説得力がある。

声が大きい者の意見が何でも正当化されやすい人間社会の中で、忘れてはいけない、相手の言い方と言いたいことを分けて考える冷静さと、客観視する重要さ、そして理解する力と、真実を見極める力。

風を味方に、香りが遠くまで運ばれ、どこかでその香りに癒され、その花の生命を感じ、物事の「さだめ」を信じてくれる人がいてほしい。

雑音に惑わされない、沈黙の威力と、いっぽん筋の通った凛々しさの極意を、季節折々の花々に教えられる、人とて大切なことー

……
旧暦の初午の日である本日 午前7時、高倉稲荷明神社にて、例祭を斎行させて頂きました。

山(自然)そのものをご神体とする、奥深き心あたたかい山の神が鎮座されます。山に入る者(仕事・修行)を守り、我々の心の最も弱い所に潜む「魔」を祓って下さいます。

またこちらの鳥居で結界を護り、様々な魔厄病災いを祓って下さる眷属は、古来からの信仰が残る真っ白な日本狼達で、起死回生へ導く役を担うと伝えられています。

いつも、もののけ姫に出てくるオオカミ達を思い出し、何ひとつごまかしの効かない世界で生きることの意味を、日々考えさせられます。

1日も早い解氷と癒しを

悠然, ボーダーレス, ことのは つづり, 縁の下の力持ち, 祈り, 季節, 祭禮, 行事, 想い, 祈りと医学, インターナショナル, 植物&食物, 聖地, 神仏, ことば

言葉には、人間が想像する以上の力がある。

言葉は、人の心の生死を左右する力があります。

良い想いを、出来るだけ良い言葉で、発する。

人間として最も基本である、互いに敬意をはらう「挨拶」から始まり、忖度や言い訳なしに「ありがとう」「ごめんなさい」を素直に正直に言える人間でありたいと日々痛感します。

今一度、自身が発する言葉を見直してみる。
自分たちが生きる日常を、ハッピーにもアンハッピーにも、全ては言葉次第で転換できることを思うと、自ずとやるべきことは見えてくるはず。

それも「できる」「できない」ではなく、「やる」「やらない」かではないでしょうか。

それぞれが真に届けたいと願う想いが、言霊が、必要とする方の心に、届きますように。

誤解やすれ違い、コミュニケーションの歪みに心いたむ方には、1日も早い解氷と癒しに安堵されますように。

皆様の「発する言霊」が、自らの人生のみならず、他者と社会をより良い方向へと運ぶ美しい「舟」となりますよう、心よりお祈り申し上げます✨

……
旧暦の己巳の日である本日午前7時、吉野弁財天社にて、例祭を斎行させて頂きました。

白い吐息までも清められるような、弁財天さまらしい粋なお計らいで、背筋を伸ばされる有難い時間となりました✨

当山 境内のほぼ中心に、あでやかに鎮まります、吉野弁財天社。
白蛇を従えた 水を司る美しい女神であり、芸能・弁(コミュニケーション・言霊) ・財(経済・商売・人脈・縁結び)の巡りを良きものとし、「宇賀神」とも唱えられます。

『想いを力に』大講堂雨漏り修繕工事プロジェクト無事成満のご報告

悠然, ボーダーレス, ことのは つづり, 縁の下の力持ち, 祈り, 季節, 祭禮, 行事, 想い, 祈りと医学, さい帯血バンク, 講演, インターナショナル, 植物&食物, シンポジウム, 聖地, 神仏, お守り, 修行, 大峰山, ことば, リトリート

『想いを力に』大講堂雨漏り修繕工事プロジェクト無事成満のご報告

令和5年11月1日〜12月25日に挑戦致しました、クラウドファンディングの終了報告です。

本日令和6年3月4日(月)、大講堂外装&内装工事を全て終え、ご本尊様にもお戻り頂き、この度のプロジェクトを無事成満させて頂けた感謝をお伝えする法要を、大講堂にて修めることができました。

また法要では、神仏へ、支援者皆様のご芳名、連日泊まり込みで工事に取り込んで下さった工事関係者皆様、各々のご家族皆様のご多幸・ご健康を願う祈願をお伝え致しました。

これから先も末永く、1人でも多くの方の「祈りのクリニック」として「喜びを倍に、悲しみを半分に」する約束が宿る大講堂の祈りを、皆様と一緒に、守り 伝え 発展させていきたいと、心より願っております。

想いは必ず心に届き、偉大な力となる。
念ずれば絶対花開き、その花を共に喜び分かち合える存在は必ずいる。

想いを向けて下さる、すべての皆様方に、深く深く感謝申し上げます。

今後とも何卒あたたかい結びを、よろしくお願い申し上げます。

令和6年3月4日 櫻本坊 寺務執事 巽 安寿