想い

集える場所を守り 集う人たちの心を守り抜くこと

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11月10日(日)午前11時、天武天皇例大祭を、滞りなく斎行させて頂きました。

ご出仕下さった行者皆さま、 全国各地より祈願のお申し込みを下さり、同時刻にお心を共にして下さった崇敬者皆さま、心より御礼申し上げます。

また、明日香村 奈良県立 万葉文化館 館長さま・学芸員さまを特別にお招きしての、玉串奉奠も実現し、有難い時間で満たされました。

信仰する方達の集える場所を守り、集う人たちの心を守り抜くこと。

誰かにとっての「拠り所」、「Home」と呼んでくださる方達の、真摯なお姿から考えさせられる、「あなたにとって、祈りとは?」ー

かけがえのない、それぞれにとっての「祈り」の重みと、継承されてきた尊い想いを、大事に大事に、しっかりと未来へと繋げていくことを、天武天皇ご神前、そして皆様に誓います✨

天武天皇ご神像は、11月17日(日)まで、特別ご開帳中です🍁

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展覧会ご案内✨

奈良県明日香村、万葉文化館にて「天武天皇と〈飛鳥・藤原〉の文化」展が現在開催中です✨
https://www.manyo.jp/event/detail.html?id=516

当寺院 初代本尊である、天武天皇お念持仏 釈迦如来坐像(白鳳時代・重文)が、当展覧会にてご巡錫されています✨

皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます✨

◇特別展「富本銭特別展示 天武天皇と〈飛鳥・藤原〉の文化」

◇開催期間: 令和6年10月19日(土)~12月8日(日)

◇会場: 奈良県立万葉文化館 於 奈良県明日香村

自分の足元に目を向けるための、素晴らしい季節です。

ここ数日大講堂に遊びに来てくれている、かわいい小鳥さん✨

絶対にきらさないもの

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飛鳥にある天武・持統天皇陵(檜隅大内陵)へ、ご挨拶の参拝へー

明後日10日(日)『天武天皇例大祭』へ向け…神事 ならびに 天武天皇ご神像ご開扉を滞りなく斎行できますように…
物理的な準備が着々と進むと同時に、心はどんどん鎮けさに満たされています。

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💠11月10日(日) 午前11時
『天武天皇例大祭』於 櫻本坊 本堂

当山を建立された天武天皇は、櫻本坊の祈りの道の原点そのものであられます。御神前において、天武天皇のご遺徳をしのび感謝申し上げると同時に、日本の平和・災難除け 道開き・勝福の祈りが捧げられる、荘厳な神事です。

どなたでもご参列頂けますが、神前拝礼に不敬にならない服装でお越しください。

💠11月9日(土)〜17日(日)
天武天皇ご神像特別ご開帳 於 本堂

内拝受付時間: 8:30〜16:00
内拝料: 1000円

1年でこの期間のみ、寺宝 天武天皇ご神像のご開扉を致しております。

神事法要の日だけでなく、表に出ない日常で、日々絶えることなく捧げられる「祈り」「真心」の積み重ね。
天武天皇例大祭へ向けて、日々準備が着々と進められています✨

御幣(ごへい)を作るに必要な「型を測る」「切る」「折る」「むすぶ」作務の楽しさ✨

何でも機械で簡単に大量生産ができる時代に、あえて自分達の手で作業することの意味。

戦時中を含め、「紙」を絶対にきらさないように、常に手元に確保する努力を惜しまなかった先人たち。
祈りの言葉を書くために、このように祈りの札を作るために、神仏へ届ける想いを、絶やさないために。

目の前にある全てが、決して当たり前ではないと、痛感します。

だからこそ、どれだけ大変な作業であっても、先人の願いを未来へ、その先に繋がる、結縁者皆さまの更なる道開きと、幸せからこぼれる笑顔のため。

プロセスの大切さ、最終目標の尊さ。
そこに携わらせて頂ける、有難さと感謝、やりがいと誇り…喜び。

大事なことほど、理屈や理由はない。
ただ、やる/する/向かう、それだけ。

“大事なことは、たいていが面倒なこと”
宮崎駿監督の言葉を、日々噛み締めます。

祈りのクリニックを目指す

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祈りのクリニックを目指す

令和6年9月8日に行われました、近畿医師会連合定時委員総会内にて、当院 ザイレ法雲による特別講演「當病平癒の世界―祈祷寺における心と身のケアー」、をさせて頂く機会がありました。

医療の現場と祈りの現場には、多くの類似点があります。

私たちは、折れた骨をくっつける技術も、腫瘍を取り除く手術の知識も、持っていません。
言うまでもなく、人間の身体を治療をするのは、医療従事者の皆さまです。

一方で、病による身体の苦しみだけではなく、精神的な苦しみを伴う時、その悩み・不安やストレスを緩和し、心の部分での治癒を目指すのが、祈りの現場。苦しみと向き合う勇気を支えることが、我々の役割です。

更には、命を救う大変過酷な現場にいらっしゃる医療従事者皆さまのお仕事・環境を、かげながら支えられるような体制を築きたいと、櫻本坊は祈祷寺として長年想い続けてきました。

病院とお寺は、全く異なる環境ではなく、対立する関係でもなく、積極的に意見交換をし、理解しあい、協力しあえる関係が、これからの社会では益々必要不可欠になっていくと思います。

祈祷寺として、日々、多様な方々の人生に寄り添う機会が多いなかで、心底願うこと。

1人でも多くの方の「喜びを倍に、悲しみや苦しみを半分に」するために。その先に続く人生への希望を信じ、確信へと繋げるために。

必要としている方の、祈りのクリニックとしての役割を果たしていきたいと、日々強く想うことです。

この度、大変貴重な場を与えて下さった、近畿医師会連合委員長(奈良県医師会会長) 安東 範明先生に、厚く御礼申し上げます。

『奈良県医師新報』10月1日号、オンライン冊子(24ページ〜26ページ)にて読んで頂けます↓
https://nara.med.or.jp/cms/wp-content/uploads/2024/10/kaihou_202410.pdf