ことば

洋ナシ色と柿色の空間

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大講堂の紅葉は、洋ナシ色と柿色のもみじが長らく混ざっていました。
遅染め紅葉は、現在、廊下や天井、畳にも映え染まっています。

鳥のかわいらしい鳴き声や、葉がか擦れ合う音とと共に、修験道の聖地らしい、太鼓や法螺貝の音が風にのって聞こえてきます。

なんとも穏やかで、美しく、愛おしい時空間。

死は、特別でない、当たり前のこと

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昨日6日、兵庫県 甲南大学にて 「死生学 〜日本の死生観②〜」の講義をさせて頂きました。
身近な家族や友人・パートナーという大切な人の死とどう向き合い、どう「今」を捉えていくか-

このように教壇に立ち「死生観」をお話することは、誰にでも出来ます。

身近な「死」を経験することは、遅かれ早かれ、平等に全員が経験することだからです。

死は、特別でない、当たり前のことー
生きることは、かけがえなく特別で、当たり前じゃないことー

その事実を変えることはできないと知った時、では、皆さんは、生きることを諦めますか?
それとも、その事実があるからこそ、今日をどう生きたい、と願いますか?

命をことぶく「寿命だった」と、言われる人生の、幸せに気づく。

学生さん達からのフィードバックに「私たちの背中をそっと押してくださるお話だった」とあり、積み重ねてきた想いを信じて、それが相手の頭ではなく、心に入ったと知れると、感謝の気持ちが溢れました。

毎年、懸命に聞いて下さる、学生さん達の真摯な姿勢と眼差しと向き合えること、櫻本坊にとって大きな宝です。