この度は、櫻本坊また吉野山内で初めての挑戦となったクラウドファンディングに、沢山のあたたかいご寄付をいただきましたこと、心より御礼申し上げます。
大講堂の天井から、滝のように畳に降り注ぐ雨水を目の当たりにし、唖然と現場を眺めるしかできなかった、4か月前の台風通過の夜。途方に暮れていた私たちの想いを、クラウドファンディングという勧進の形でこの度実現させていただき、皆さまが起こして下さった追い風によって、櫻本坊を前へと舵をとることができました。
当初掲げていた目標額よりも400万円以上多くのご支援をいただき、大講堂の雨漏り被害(外装・内装)修繕工事だけでなく、雨漏りによる湿気で被害が拡大していた、シロアリの駆除も引き続き実施できる見通しが立ちました。
お寺にいると、目に見える形で、人との「繋がり」や、物事の「結果」などを知れる機会が少ないのが現実です。本プロジェクトを通して、あらためて、人と人のご縁の尊さや、人を救い合えるのも、また人であることを実感致しました。
あらためて、多くの皆さま方のあたたかいご支援に、心から感謝いたします。また、オンライン上に載らない、様々な形で応援して下さった方々にも、心からの感謝を申し上げます。
これからも、大講堂が語りかけてくれる、吉野山の悠大な自然の教えを伝える寺院として、また、皆さまが必要とする気づきを提供できる「心の窓」そして「鏡」を更に磨き、社会的役割を果たしていくことを皆さまに誓います。
何卒、あたたかくお見守りいただき、今後とも末永い結びをお願い申し上げます。
*引き続き「活動報告」にて、随時本プロジェクト進捗状況(工事・リターン発送状況など)のご報告をさせて頂きます。
12月26日追記
櫻本坊 執事
クラウドファンディング実行者 巽 安寿