門を去るべきとき
「道」と名の付くところに必ずあるものは、礼儀・感謝・ お互いへの敬意・思いやり・謙虚さ…そして不完全さ。
茶道・華道・書道・剣道・柔道・香道…神道 仏道 修験道、全ての「道」に通ずる共通点です。
今夏、幾度となく問われ続ける人種差別に関する問題で、
「他人を尊重し敬意をもって接することができないのなら、
このメッセージに込められる想いは、
「道」を修める者、が忘れてはならない基本とは?
もちろん、各々の技術・作法取得も大切です。
しかし、自分は「イチ人間」であることを自覚し、人間としての「 当たり前を当たり前にする」ことが大前提にあります。
人として他者を不快にするような言動を控え、
特別な日・人前の行いだけではなく、ふだんの行いが、
「人としての道」での「修めるべき行い」が伴っていなければ、
その道から何を学びますか?
どこに続く道でしょうか?
各々の「道」、その門を去らねばならぬ事がないよう…
Anju