GAGA | ブログ@櫻本坊

やまと ことのは つづり

満ちているのに未知の日常

高倉稲荷明神社の梅が、ふくよかな香りと共に咲きました✨

吉野山も各所で梅が満開で、歩いていると至る所で梅の香りが充満し、幸せな気持ちになります。

数年前まで、梅の生花の香りを知りませんでした。
人工的な梅の香りは知っていたのに、梅の花に実際に香りがあることすら、実は知りませんでした。

知らない時は意識しないからか、梅の香りが漂っていたにも関わらず、何も気づかずに過ごしていたと思うと…なんてもったいない!と、今となっては胸いっぱいに梅の香りを吸う時節✨

梅の香りは、極楽に漂う香りのひとつ、と教えて頂きました。

人間の心・意識とは面白いもので、そこに既に周りにあっても、知らなければ、気づかなければ、「存在しない」存在として、見過ごしていくことの多さを痛感します。

満ちているのに、未知の日常。

「一切唯心造(いっさいゆいしんぞう)」
この世の全ては、心が造り出す。
逆に思わないことは、存在しない。

日々、良いことがたくさんあっても、1%のネガティブな記憶や言葉・出来事の方が、ついつい気になって残ってしまう、私たち人間。

大切なもの・ひと・経験・祈り、目に見えていても見えていなくても、そこを見過ごすことはないように。

今日も自然が教えてくれる、人間として生きるうえで大切な教えの数々✨

『涅槃会』法要ご案内

『涅槃会』法要ご案内

お釈迦さまの入滅を偲び、そのご遺徳を讃える『涅槃会』法要を厳修します。

こちらの『涅槃会図』は、本堂にて引き続き4月8日(花まつり大祭日)までお祀りします。

ご参拝の機会に、お釈迦さまの目指された世界と、心静かに向き合う時間を持たれるのは如何でしょうか✨

法要日時: 3月15日(日) 午後1時 於 本堂

どなたでもご自由にご参列いただけます。
法要開始 5分前までにご来山ください。
※拝観料500円が必要です。

『止観瞑想』道場部屋の開眼法要を厳修いたしました

『止観瞑想』道場部屋の開眼法要を厳修いたしました✨

あたたかな眼差しの仏様に見守られ、四季折々の風景が目の前に広がるお部屋。
窓の向こうにいる小鳥と目が合うほど、自然と溶け合う環境。

自然の色が移ろう様子を含め、このお部屋の魅力も、今年は沢山ご紹介していきます✨

ご寄付のお願い

吉野聖天ご本地仏『十一面観世音菩薩像大修理・聖天堂参道整備』ご寄付のお願い

皆さまには、いつもあたたかいお心遣いを賜り、心より感謝申し上げます。

当寺院 聖天堂に関する勧進を、本年度よりご案内させて頂く運びとなりました。

聖天堂ご本尊のご本地仏 秘仏・十一面観世音菩薩像が、数百年ぶりに修理が必要となり、またご仏像修理に合わせて、聖天堂参道の整備事業も行う運びとなりました。

櫻本坊の長い歴史の中で、数えきれない方々が向けて下さる実直な祈りが、今日に確実に結ばれていると肌で感じる日々、この祈りの道を百年・千年先まで繋げていきたいと心より願っています。

その象徴の一柱であられる、聖天堂ご本尊ご本地仏像の修理を、この度させて頂ける機会に恵まれたことは、大きな希望であり、何より大変有難いことと率直に感じております。

この機会に、吉野聖天様 十一面観世音菩薩様と、更に深いご縁を結んで頂けますと幸甚です。

何卒、引き続き皆さまのあたたかいご理解 ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

勧進の詳細は、下記リンク先(櫻本坊公式HP)よりご確認いただけます。
https://sakuramotobou.or.jp/event/2026/kanjin11.html

阿 理 我 等

阿 理 我 等

「山の中に入ると、毎回最後は、ありがとう、の気持ちと言葉に尽きる。里でもいつも、この想いを持ち続けたい。」
住職が常日頃からよく話してくれることです。

また同じく、副住職も山に入ったさい、”阿理我等(ありがとう)“という当て字が、頭に浮かんだそうです。

阿(本不生)の理、つまり真理の境地・視点において、「我」を含めての、ありとあらゆる物事は、平等である。

私たちは、ついつい「一人でできた、やれた、成し遂げた」と勘違いすることが日頃から沢山あります。

でも真実は、一人で産まれ生き死ぬことすら、私たちには絶対に不可能なこと。

全てが繋がっていて、「生きている」のではなく、人・もの・大自然に常に「生かされている」のが、私たち。

「わたし」というかぎかっこは、自分がつけている檻であり、固定概念にすぎません。

そこを手放せたら、手を伸ばせば、全てと手を取り合える。

一瞬一瞬にして、自然が示し表現している… 大自然が無言で説いている説法、それが「ありがとう」の極意ではないでしょうか。

でもまずは…そこに気づくかどうか。
気づけば必然的に湧き出る、「ありがとう」。

その気持ちと言動の実践こそ、本当の意味での修行だと、里の行の中で常に感じることです。

写真は、大峰山のキノコ🍄‍🟫

「今日まで、生きていてよかった」
「どのような日であっても、生き続けよう」

寄り添い支え合うように生える姿に、自分を生かし、大切に想ってくれる人たちの存在へ…尽きぬ感謝が湧き出る瞬間。