GAGA | ブログ@櫻本坊

やまと ことのは つづり

それが、どのような道であっても

本年度の奥駆修行の様子をご紹介✨

それが、どのような道であっても。
ひたすら、歩き続ける道中ー
背中が語る、すべてー

Photo by Banri

他人(ひと)の評価は、必ずしも自分の評価ではない。

「他人(ひと)の評価は、必ずしも自分の評価ではない。」

正しいか正しくないか、という基準よりも、ためになるか、ならないか、へ少し捉え方や視点を変えてみると、見えてくる世界があります。

そして新しく感じるその世界は、実はずっと見ていた同じ世界。

色が、変わっただけだとすると?

自分が今必要とするものは、全て揃っています。
あとは、使い方と、色の塗り方。

道具も場所も関係なく、この身のままで、どんな世界も自分の意志と手で創っていける。

今日も自然が教えてくれる、人として大事な沢山のこと✨

大自然のおおらかさに抱かれて

大峰山 入峰修行(登拝)を満行し、里に帰山する行者講で賑わう祝日ー

双方の積極的なコミュニケーションや、お互いの目を見て挨拶や会話ができる、そのような嬉しい機会が増えるきっかけは、何気ないことも多いです✨

ふとした瞬間に、ニコッと笑い合える、人の本来持つ温かみや、思い合う優しさを感じる日々。

そのきっかけを与えてくれる、植物・昆虫たちを含めた、大自然のおおらかさに、抱かれて。

「理想」の修行とは

「理想」の修行とはー

雨でアスファルトが濡れた香りも、どこか「懐かしさ」を感じますが、土や草木が濡れた自然の香りは、脳だけでなく心を動かします。

晴れの日だけが、「理想の修行」とは言い切れません。

雨の中を歩く経験は、あえて日常ではできない/しない、大変貴重なこと。

雨の日に出会える、白黒の世界。
雨の音、雨が肌をつたう感覚、雨の温度。

何に価値を見出すか。
カラフルな色合いは、白と黒を知っているからこそ認識できる世界。

「当たり前」に疑問を投げかけ、「当たり前」に有難さを感じさせる、雨の偉大さ。

何を「理想」とするのかー

あなたにとって、修行、とは。

「成し遂げること」と「やること」

企業様の社員研修として、住職先達の大峯山登拝修行がありました。

目標・目的を、「成し遂げること」もしくは「やること」、に設定する違いとは。

どのような天候やルート・環境・状況も、可能なかぎりポジティブに捉えていくマインドセット。

どのような風景も、結果「それが必要」で「それが素晴らしかった」と、2度と戻ってこない「今」の繰り返しを、いつか未来で感謝できるように生きること。

様々な形で繋がる、あたたかいご縁と信頼に感謝申し上げます✨