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やまと ことのは つづり

天武天皇御神徳報賽神事 ご案内 〜天武天皇ヒストリー⑥〜

天武天皇御神徳報賽神事 ご案内
〜天武天皇ヒストリー⑥

“Behind every great man is a great woman”
偉大な成功者の陰に、偉大な女性あり−

天武天皇の皇后であり戦友である、持統天皇。
天武天皇の死後、夫の想い・遺志を引き継ぎ、第41代目 天皇として即位。

「律令国家の確立」「 飛鳥浄御原令の完成」「 日本初の本格的な都 藤原京の造営」「伊勢神宮 第1回目の遷宮斎行」など、夫婦共に進めてこられた事業を実現、完成させられました。また天皇として史上初めて、火葬に付されました。

天武・持統朝と呼ばれるこの時代は、日本の統治構成 宗教 歴史 文化の原型が固められた、非常に重要な時代とされています。
⑥持統天皇と吉野-

吉野は、天武・持統天皇にとって、特別な地
戦友として共に戦った 壬申の乱の出発地点であり、夫婦の愛の地でもあります。

持統天皇は、31度吉野に行幸されました。それも、国を動かす重要な決断の時、または何かが起こった時に来られています。
吉野は夫を偲ぶ地であるだけでなく、心を和らげる力、そして再生に向けての強い力、国を動かす原動力を得れる…特別な原点の地であったことは確かです。

また、櫻本坊は持統天皇にとっても勅願所
天武天皇へ夢診断をした 櫻本坊第1世 角乗住職との信頼関係や、亡き夫の念持佛・釈迦如来坐像(重文・毎年4月特別ご開帳)への祈りがありました。

1350年前、この吉野で 奈良で…同じ目標に向かって肩を並べ生きた、1組の夫婦が夢見た「日本」の国造り。
その想いと祈りを、1人でも多くの方に知って頂きたいと願っております

⑦へつづく
Anju


11月10日(日) 13:00
天武天皇御神徳報賽神事 (於 本堂)
*玉串拝礼がございますので、ご参列の方は平服でお越し下さい。
(カジュアルすぎる軽装はご遠慮頂き、神前拝礼に不敬にならない服装)

11月9日(土)〜17日(日) 8:30〜16:30
天武天皇ご神像 特別ご開帳 (於 本堂)
*宝聚堂も同時に開扉しております。天武天皇御神霊 地蔵菩薩(重文・旧国宝)等 拝観して頂けます。但し、天武天皇お念持仏 釈迦如来坐像(重文・初代本尊)は4月のみのご開帳です。

写経 写仏のご案内

<<写経 写仏のご案内>>
(大講堂での写経写仏 -団体様の場合)

当山では、写経 写仏をして頂けます
筆と墨という「舟」を使って、祈りを神仏へと届ける、清らかな時間

書禅(しょぜん): 「書」はメディテーションです

お堂で心を鎮め、塗香や聖油で心身を清めてから、無心になる時間を意識して持つ。

しかし「無心」「沈黙」とは「何も考えない」「何もしない」ということではありません。
意識して、良い想いを発信し、肯定的な考えを生み出す時間。自分はいま自身にも他者にも思いやりを持てているか、を振り返る時間。

沈黙は、雄弁に勝る時があります

後ろ姿に、その人の全てが醸し出されるように、文字にも、その人の生き方 考え方 心の向け方が現れます。
一文字 一文字に心を込める。
集中することで、見えてくる自分の心と気づきがあります

その「祈りの気づき」を「体験」して頂ける空間と時間を、当山はご用意しております。
(社員研修も承っております -要相談)


志納金: 2,500円 (拝観料・祈祷料含む)
所要時間: およそ 1時間〜1時間半

*お納めされた写経写仏は、本堂にて永代祈願させて頂きます
*お道具は全てございます
*写仏の神仏画は選んで頂けます
*お1人様〜団体25名様までお受け可能です
*お寺の法要 神事 行事と重なりお受け出来ない場合、担当教師が不在の場合がございますので、事前のご予約をお勧め致します
*社員研修や団体様の場合は、準備の都合上、事前予約を必ずお願い致します
*椅子のお部屋もございます
(書禅会教室 −椅子のお部屋です)
毎月開催されています「書禅会(しょぜんえ)」へのご参加もお待ち申し上げます
当山への参拝、また写経写仏が初めての方は、こちらの日程でのご参加をお勧めします

歴史の重みを背負う〜令和での更なる復興に向けて〜

歴史の重みを背負いながら〜令和での更なる復興に向けて〜

現在 本堂に御坐します「天武天皇ご神像」は、岡倉天心デッサンによる(東博所蔵)、フェノロサの調査記録に基づいて、平成の御代に復興させて頂き今に至ります。

櫻本坊は、明治の廃仏毀釈のさいに大変大きな被害を受け、廃寺寸前にまで追い込まれました。
神仏習合 法灯の歴史の中で、神と仏を切り離し区別するということは、不可能なことでした。

この時、かつてお祀りされていた初代「天武天皇ご神像」は行方不明に。
他にも古文書・ご神体・ご仏像の一部等が盗難にあい、時代の荒波がおさまる頃には、同じ場所(現在 吉野山中町)で復興が叶わず…
「夢見の桜」子孫の苗木を含め、寺院を今の場所(上町)に移し、様々な苦難をクリアしながら、令和の現代も、復興の真っ最中にあります。
また、明治以前 吉野山には100を超える社寺が存在していましたが、今では1/10程しか現存していません。
櫻本坊では、廃寺になった寺院のご本尊さまや、廃仏毀釈を逃れるために 神社から運び込まれたご神体など、今でもお預かり・大切にお祀りさせて頂いております。

その時代 時代、激動の流れの中で、法灯と祈りの道を、命がけで守り、今に繋げて下さった歴代 住職達 そして携わる人達の想い。

不易流行: 社会情勢に合わせながら、でも流されずに、基盤や本質 伝統を継承していくこと。
1350年という 歴史の重み。
未来に残すものを見据えての「繋げ方」の模索は、常に行われてきたと思うのです。

そしてどの時代も共通していることは「続けていくこと」「繋げていくこと」「積み重ねていくこと」だと思うのです。

「目で見る」範囲で失ったものは多くとも、祈りの柱は決して光を失いません。

櫻本坊に携わらせて頂ける中で、私たち全員の想いの原点は 間違いなく、天武天皇の「千年先を見据えて“今”できることを」「本質を途絶えさせない」精神を引き継いでいるのだと、確信しております

Anju

天武天皇御神徳報賽神事 ご案内 〜天武天皇ヒストリー⑤〜

天武天皇御神徳報賽神事 ご案内
〜天武天皇ヒストリー⑤

「桜」の樹の「本」に建てられた「寺」が「櫻本坊(さくらもとぼう)」 なぜ「寺」ではなく「坊」と名付けられたのですか?というご質問を受けることも多いです。

現代で一般的に知られる「〜坊(ぼう)」とは意味合いは違います。

天武天皇の御代、「天皇が行幸に際したさいにお籠り(宿泊)される処」「天皇の御坐す処」「皇族の御殿」などを、「宮(みや)」=「坊(ぼう)」と呼んでいました

天皇への即位を予言する(当時は大海人皇子)、桜の吉兆の夢のご縁で、当山 櫻本坊を建立され勅願寺とされた天武天皇のことを、来月の例祭に向け、シリーズでご紹介させて頂いております
⑤日の本の国(ひのもとのくに)-

神と仏が共にあり、美しい四季の営みが巡る 私たちの故郷 日本。では日本、と呼ばれ始めたのはいつからでしょうか?

天武天皇は「倭・倭国(わこく)」と呼ばれていた国号を「日本」へと改め、「大王(おおきみ)」に代わり「天皇」という称号を初めて使われ、現代に息づく日の本の国の原形を固められました。

そして、国史である古事記・日本書紀の編纂を命じられたのは、日本という国の神々しい神話を正しく後世に伝え、「日本人」の本筋を未来栄光滅ばさせないためでした。

天武天皇ご自身も剃髪出家され、また神職階位を定められるなど、国の永遠の平安と繁栄を願い、神道 仏教ともに精通され、国を治める確たる軸とされました。

1350年前から継承されてきた、そしてこれからも永遠に継がれていく、起源にある「想い」。

天武天皇が、現代の日本に繋げて下さった、多くの基盤と「日本の本質」を、1人でも多くの方に知って頂きたいと願っております

⑥へつづく
Anju


11月10日(日) 13:00
天武天皇御神徳報賽神事 (於 本堂)
*玉串拝礼がございますので、ご参列の方は平服でお越し下さい。
(カジュアルすぎる軽装はご遠慮頂き、神前拝礼に不敬にならない服装)

11月9日(土)〜17日(日) 8:30〜16:30
天武天皇ご神像 特別ご開帳 (於 本堂)
*宝聚堂も同時に開扉しております。天武天皇御神霊 地蔵菩薩(重文・旧国宝)等 拝観して頂けます。但し、天武天皇お念持仏 釈迦如来坐像(重文・初代本尊)は4月のみのご開帳です。

この黄金に輝く世界で

本日は皇居で「即位礼正殿の儀」が執り行われる歴史的な1日
各社で「即位礼当日祭」が斎行されています

当山本堂に於いても、お護摩を焚かせて頂きました。
また全てのお堂とお社へ御神饌を奉り、「世界 平和 生命 同一」の祈りを捧げました。

「豊葦原の瑞穂の国(とよあしはらのみずほのくに)」
「葦原中国(あしはらのなかつくに)」
「言霊の幸はふ国」

どれも「日本」を指す美称です

高天原と黄泉の国の中間に存在する、地上の世界。
その地上の世界には、黄金のみずみずしい稲穂が実り、自分と他者を幸せにできる言葉の魔法が沢山存在します

この黄金に輝く世界と全ての命を、それぞれ1人1人の意識の持ち方次第で、守りも壊しもすることができる。
日本がいつまでも平安で、人々の心と日々の営みが幸溢れ豊かでありますように。

そして、私たち日本人の心に込められる、祈りと精神性の深さ、何より「感謝と尊重」の心構えが、世界を平和へと先導していける力となっていきますように。

想いを、力に。

Anju