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信仰という名の乗り合いバス

昨日13日、天武天皇例大祭を、滞りなく斎行させて頂きました。

ご出仕 ご参列 全国各地よりお心を共にして下さった崇敬者皆さま、心より御礼申し上げます。

また、壬申の乱1350年記念 『地歌舞 神楽初』を奉納下さった山村若女様、ありがとうございました。
来年は、櫻本坊にとって、非常に重要な1年となります。天武天皇ご即位1350年、即ち櫻本坊創建1350年の年となります。

この1350年という時間は、ただ過ぎ去った過去の歴史ではなく「変化の歴史」です。
途中幾度となく、時代の荒波にもまれ多くを失い、そして復興・発展されてきました。変化の歴史の中で失った多くは、形はなくとも、今歩んでいる目の前の道を作ってくれています。

また乗り合いバスのように、人が降りれば、誰かが乗車し、運転手である歴代住職たちが、懸命に今日まで、さまざまな道を、さまざまな出会いと別れを繰り返しながら、運転してきて下さいました。

そのハンドルを今は握り、運転手である現住職と、同じ方向に向かって乗り合いバスに一緒に乗っている私たち、ご縁ある皆さま方も、この歴史に刻まれる大切な登場人物です。

そして、このバスを動かす燃料は、天武天皇の、変化を促し恐れない強い意志と、常に突破口を見出し、必ず道を開いていく意識の強さ、であると信じてやみません。

これからも、この燃料を絶やさず情熱として燃やし続け、かけがえのないこの祈りの重みと、継承されてきた尊い想いを、大事に大事に、未来へと繋げていくことを、天武天皇ご神前、そして皆様に誓います。

皆さまの更なる道開きを、心よりお祈り申しあげます。

#この場所を愛しているから

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