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“Nature doesn’t care”

“Nature doesn’t care”
「自然にとっては、当然のこと」

時々、山の中で、野生動物のシカバネや白骨化した姿に遭遇することがあります。

また、先月まで毎日境内に来ていた、とても老いた雄鹿。
その姿を見なくなった時、もしかしたら何処かで生を全うしたのかな、と考えずにはいられませんでした。

どこかで、その生命を全うした、イノチ。
そして、どこかで、新たに産まれる、イノチ。

自然の摂理、サークルオブライフを考えると、肉体一個で生まれ落ち、魂一個で天に還るのは、人間動物関係なく、平等で当然のこと。

そして、自然にとったら、気が遠くなるような長い時間と森羅万象の中では、その循環は極めて当然のこと。

自分が産まれ、存在し、いずれ大地に帰ることは、自然からしたら、当然のこと。

その限られた肉体の時間の中で、何を想い、考え、どう行動するかー どの道を、実際どう歩むのかを選択するのは、私たち次第のこと。

山頂に辿り着くことだけが、人生の目的ではないことと、長い目で物事の本質を深く見る視野を、自然は、今日も教えてくれています。

……
旧暦の初午の日である本日 午前7時、高倉稲荷明神社にて、例祭を斎行させて頂きました。
山(自然)そのものをご神体とする、奥深き心あたたかい山の神が鎮座されます。山に入る者(仕事・修行)を守り、我々の心の最も弱い所に潜む「魔」を祓って下さいます。
こちらの眷属は、キツネより古い、古来からの信仰が残る白い日本狼達で、様々な魔厄病災いを祓い、起死回生へ導いて下さいます。

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