お寺では、最も基本で最も大事な日々の勤行作法から、行者の諸作法に至るまで、年間を通して、様々な作法伝授会・講習会が行われています。
また近年では、設定日以外での復習会や個別指導の希望も増えました。
法具(道具)の本当の意味を知る。
その扱い方は、その人の心の世界をそのまま映し出します。
何事も待つだけではなく、自分から積極的に「求めよ、探せ、門をたたけ」、そうすれば「与えられる、見い出す、開かれる」ー
すべて、求める者は得て、捜す者は見いだし、門をたたく者は開けてもらえる。
何を求め、どう探し、どの門を選択するかー
門が開かれ、顔を上げた時に見た景色…「忘れがち」な初心を「失わない」ように。
忘れている間に、失う前に、自分自身が気づいて意識していけるように。
また、門を開ける側も、求める者をいつでも迎え入れれる準備と土台を、掃き清め続ける努めを怠らないように。
常に、人と人の間から学び合う環境にいるからこそ、気づかせてもらえる、人間として大切なこと。