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人間の持つ未知なる強さ

”Hey, look at the big picture. Time is running out.“

(真の視点を得るために、もっと人生の全体像を見てみて。時間は待っていてはくれないんだから。)

「自然と一体になる」という言葉をよく使いますが、そもそも自然と一体でありながら、自然から離れる選択をしてきたのは、私たち人間の方だという現実に、はっとさせられます。

人生の指針となり、リマインダーとして、数多くの教えと恵みを提供してくれる自然は、果たして不必要で不便な場所なのでしょうか。

吉野の奥千本で出会った、この白骨化した鹿の姿から、人間の弱さを痛感しました。

そして、必ず全員が「死」に向かう事実を知りながらも、懸命に意味を求め、同じ定めを持つ他者と縁を結び、「幸せ」や「感動(感情)」を積極的に得れるよう、生きる。

幸せという経験や、人とのご縁は、繋がれば繋がるほど、手放す時、離れていく時、別れの時の辛さは深まります。

形として残るものは僅かでも、記憶や感覚、言葉や想いは、必ず何処かで誰かのもとで受け継がれていく。

形なきものを糧に、生きる力を呼び起こせる、人間が持つ未知なる強さの根源にも、少し触れれたような気がしました。

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