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お釈迦様から見れば 私たちの殆どが外国人

「お釈迦様から見れば、私たちの殆どが外国人。」

15日(日)、本堂に於いて、お釈迦さまの入滅を偲び、そのご遺徳を讃える涅槃会法要を厳修いたしました。

お釈迦さまの目指された世界。
仏法の教えを広め始められてから、2500年という長い時間が経っています。

インドから中央アジア、中国を通じて、最東の日本に伝来してきた仏法の教え。

インドで生まれたオリジナルの在り方から、各国の哲学・文化・習慣・伝統・現地の多様な生き方や考え方を吸収し、膨らんだ瑞々しい果実のような世界観が、日本人の視野を広め、生きる上での指針のひとつとして発展してきた仏法の教え。

これほどまでに多様な感性を持つ民族は、世界でも類をみません。

分けるのではなく、うまく融合し取り入れる。

神仏にも、国籍があるとしたら?
そこを考えたこと、そもそも、そこを気にしたことも、あまりないかと思います。

日々の勤行、身近な般若心経が、外国から渡ってきた偉大な教えであるとあらためて知って、では心の向け方の何が変わるかを、想像する機会もないかと思います。

人間同士も、本来そうであるように、お互い同じ生身の人間。

自分たちも、海外に行けば、外国人となる。
みんな、同じ人間同士。

お釈迦さまが目指された世界。
その世界に近づくことが困難であり続けるなかでも、人間とは何か、生きるって何なのか…根本にある、人が持つ優しさと絆を信じ続けることは、諦めたくないと日々思うことです。

『涅槃会図』は、本堂にて引き続き4月8日(花まつり大祭日)までお祀りしています。

世界の平和を願う時間を、吉野山で積極的に持っていただける時間となりますように。

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