講演

風習と伝統のちがい

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風習と伝統のちがい

「変化が強く求められています。そして今がアクションを起こす時です。ここにくるまで、長年情熱を注いできました。そしてこれからも、大きく変わるには長い時間がかかることでしょう。その場しのぎの解決策ではなく、根本からの変革が必要なのですから。」

幼児期の発達に関する新たなプロジェクト、に関する会合で、イギリス王室 キャサリン妃が発言されたスピーチの抜粋文。

プロジェクト内容は違えど、この言葉に込められる想いは、全世界共通であると響きました。

“Big Change Starts Small” とスローガンが掲げられているように、どんな大きな時代の変化も、始めは小さな小さな変化の積み重ね…たった少人数から始まった夢が、徐々に人の心を動かしてきた結果であるだけ。

人の心を真に動かせるのは、それもまた心でしかありません。

今日明日、急に変わらないことも多いけれど、1年で変わることは沢山ある。

長年の「習慣」「癖」「こうあるべき」が染み付いてしまうと尚更、変化することへの拒絶や困難が伴うのは当然ですが…「風習」と「伝統」は違います。

本来、型と基盤があるうえで、柔軟で自由な伸びしろがあるのが「伝統」-

櫻本坊も、引き続き自信を持って突き進んでいこう!と勇気をもらいました

Anju
……(原文)
“Change really needs to happen, and the time for action is now. I am committed to this for the long term, it is going to take a long time, and it’s not a quick fix.”
-Catherine, Duchess of Cambridge

愛を知った日

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愛を知った日

さまざまな経験を通して、私たちは生涯、千差万別の感情とともに生きていきます。

修行のコアに挙げられる「不動心」への憧れ。

それは、何も感じないための心を手に入れるものではなく、どのような感情を経験したとしても、その経験を自他を思いやる言動へと繋げること。そこを、迷わないこと。

自分はこうされたから、相手もそうされて当然。仕返しや忖度、期待をしたところで、何も得るものはありません。

生きている中で、大切な人を失い残される悲しみは、できれば経験したくない経験です。

でも、心が裂ける痛みを知り、愛を知った。
悲しみは、愛と学んだ。
その愛を、人に向けていきたいと、誓った。
悲しい、は愛。

多種多様な場面で、死生観をお伝えする機会が増えて、目の前にいらっしゃる皆様にただただ伝えたいと願うことは…

大丈夫、を伝えたい。
未来は空っぽじゃない、時間が解決することは少ないけれど、今を肯定的に生きる選択は可能である…誰かを想い、愛し愛される記憶は、かならず前を向く力になることを、引き続きお伝えしたいです

Anju

すべては取り方・見方

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同じように繰り返される日常。
一瞬たりとも、同じ風景はなく、毎日が特別な日です。

今日という日は、2度と戻って来ません。

明日があるから大丈夫−
私は大丈夫。私の家族にかぎって、ないない-

その自信はどこから来ますか?

「今を生きる」は、あまりにも綺麗な言葉に聞こえます。実際、どう生きることが、今を生きることなのか。

朝の「おはよう」
夜の「おやすみ」

「ありがとう」「ごめんね」「大好きだよ」
そして時には、相手を想うがゆえの、叱りや厳しい言葉。

その一言一言に込められる、お互いの想いを知ること。言い合える相手が居ることが、当たり前でないことを、知ること。

お互いの顔を見て、語らい合う機会が減ってしまっている現状だからこそ、大切にしたい「言葉」「挨拶」の温かさと重み。

その有り難さに自らで気づき知った時、今日という日がどんな日であれ…「生きているからこそ」と、目の前の現状に焦点がいきます

未来は、明日ではなく、今日、今…です
Anju