大峰山

今月の書「勝福」

ボーダーレス, ことのは つづり, 縁の下の力持ち, 祈り, 季節, 祭禮, 行事, 想い, 祈りと医学, 講演, インターナショナル, 植物&食物, 聖地, 神仏, お守り, 修行, 大峰山, ことば

今月の書「勝福」
櫻本坊の祈りの道は、大海人皇子がご覧になった真冬に咲く満開の桜の吉夢から始まりました。それは、壬申の乱の勝利を予言するものでした。

皇子は、勝つ意識を強く持ち、吉野からご出陣されたと伝わっています。

そして天武天皇としてご即位後は、現代に繋がる日本という国の基盤と発展を、揺るぎないものとされました。

夢を夢で、決して終わらせなかった、その意志の強さと、確実に、目標を実現させるための術と力を、天武天皇は自らの努力で磨き上げ、人々を先導し続けました。

真の「勝利」とは、己の信念を貫き、一本軸をブラさない真っすぐさと、誠実さです。
そして、何かに打ち勝つ先にあるものが、自身だけでなく、他者と社会の幸福と繁栄へと導くことです。

他人を力で負かすことが、必ずしも絶対的な勝利ではありません。同時に、賢く正直なもの、正義が必ず勝つ、とも言いきれない世の中の仕組みと矛盾もあるのが現実です。

結局は、社会の矛盾を生きる中で、諦めそうになりそうなとき、試練のとき、どこまで自分自身の意志と決断を信じきれるか。

矛盾の中で、自らが絶対守り抜きたい信念を信じきれるかどうか、その意志の強さを失わないことが、すでに己のための勝利であると、天武天皇祭の準備を行う今の時期に特に感じることです。

いま必要とされている方に、お護摩の祈りが届いていきますように

Anju

ps 本日、ライブ配信にて遥拝していただいた皆様、ありがとうございました。また、メッセージも同時にお送り頂き、心の結びに感謝致します。

より良いライブ配信をしていけますよう、精進いたします
引き続き宜しくお願い申し上げます。

櫻本坊公式Instagram↓
https://instagram.com/sakuramotobou.official  (@sakuramotobou.official)

……
護摩木を奉納し「ひらけごま」に遥拝しましょう。
*配信内容詳細・護摩木申し込みフォームはこちら↓
https://sakuramotobou.or.jp/event/contact/hirakegoma2021.html

<<年内ライブ配信日>>
午前10時より
12月4日(土)

いっぽん軸があるからこそ

ボーダーレス, ことのは つづり, 縁の下の力持ち, 祈り, 祭禮, 行事, 想い, 講演, インターナショナル, 聖地, 神仏, 修行, 大峰山, ことば

いっぽん軸があるからこそ

櫻本坊では、神仏習合 修験道の法灯継承に、常に尽力しております。

そして、性別・国籍・宗派・所属・身体的特徴・肩書等についても、どこよりも率先して多様性を尊重して受け入れています。

時代の風向きが大きく変わり続けるなか、最も大切な「心(本質)」の部分を伝えていく責任と使命。

さまざまな混乱が溢れるなか、あらためて、基礎の部分に戻る。

原点に戻ることは、後退することではありません。
むしろ、常に、前に進むこと。
行者の伝統を継いでいくのは、行者です。
しかし、それは行者単体でも、寺院単体でも、実現できません。

多様性の中にも、一本軸がなければ、単純なフリースタイルとなってしまい、法は法でなくなってしまいます。
型があるからこそ、可能になる多様性があります。

行者の「精神の軸」がブレないように、調整・指導・育成していくのが、我々寺院の役割の1つです。

もちろん…行者だけでなく、どなたにも「人として生きる道」を示し、実践を促していく体験や気づきを提供する。

1人1人の感情や考え方に寄り添いながら、意識を改革するために、道標を示していく。

今、櫻本坊が尽力している取り組みは、枠や線引きではなく、多様性を発展させるための中心軸固めであり、次世代への「日本の精神性」の確かな継承です。

Anju
何事も、自らの思考と想いが、現実を引っ張っていく。

何者か、であるまえに

ボーダーレス, ことのは つづり, 縁の下の力持ち, 祈り, 想い, インターナショナル, 聖地, 神仏, 修行, 大峰山, ことば

櫻本坊は、天武天皇が創建されてから1300余年、すべての人のための祈りの場として、悠久の時間を刻んで参りました。

本来その道に、性別 年齢 国籍 肩書き 身体的特徴などの縛りはありません。

お寺に足を運ばれる想いと、お寺との関わり方は、千差万別です。

修験道は、梵天袈裟や、鈴懸装束を着用することが、最終目的ではありません。
護摩を焚くことが、最も偉い行では決してありません。
山に入ることだけが、行者の姿ではありません。

何者か、である前に…「人として」どうあるか。

人間としての当たり前を当たり前にし、自他を可能な限り不快な気持ちにしない、人として大切な礼儀作法を怠らない努力があってこそ、の道です。

「思いやり」とは、なにか。
「謙虚さ」の真髄には、なにがあるのか。

物の扱い方、「人を人として」接しているかを、あらためて見直す

自分の背中は自分では見えないからこそ、人は傲慢さを覚えます。

役行者の背中に、何を見出し、後に続くのか。
…そこを考え続けることができて、初心(発心)という軸をブラさない意識と努力が、最も敬うべき「行」ではないでしょうか。

Anju
……
近年では、20代30代の方のお寺への入門が一層増えています。入門される方が皆、修験者になるために帰山されているわけではありません。得度受戒で学んだ心構えを、見えない所で共に実行してくださる姿こそ、道を学ぶ者が決して忘れてはいけない姿勢です
人生・社会という道を歩むにあたり、皆様の軸を調える環境を提供し続けています。