想い

天武・持統天皇陵(檜隅大内陵)へご挨拶の参拝

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天武・持統天皇陵(檜隅大内陵)へご挨拶の参拝−

14日(日)天武天皇例大祭へ向け…滞りなく斎行できますように、心身の準備もすすんでいます。
………
11月14日(日) 13時
『天武天皇例大祭』
https://sakuramotobou.or.jp/event/2021/20211114.html

当山を建立された天武天皇は、櫻本坊の祈りの道の原点そのものであられます。
御神前において、天武天皇のご遺徳をしのび感謝申し上げると同時に、日本の平和・災難除け 道開き・勝福の祈りが捧げられる、荘厳な神事です。

*ご参列をご予定の方は、神前拝礼に不敬にならない服装でお越しください。

13日(土)〜21日(日) 8時半〜16時半
*但し、21日(日)は15時まで
『天武天皇ご神像 特別ご開帳』
https://sakuramotobou.or.jp/event/2021/20211113-21.html

年にこの期間のみ、天武天皇ご神像を特別にご開帳させて頂きます。天武天皇との縁、そして道開き・勝福の誓いを結びに、ぜひご来山ください。

*宝聚堂(寺宝を祀る宝物殿)も同時に特別ご開帳しております。
地蔵菩薩(旧国宝・重要文化財)や聖徳太子2歳像などをご拝観頂けます

なお、20日(土) 『天武天皇御神像 献茶式・お茶会』秋の特別ご開帳 正式参拝 ~日本の祈りと清めの神髄に触れる…極上のひとときへのご招待~は、満員となりました。

沢山の方にお声掛け下さった皆様に、心より感謝申し上げます
https://sakuramotobou.or.jp/event/2021/20211120.html

今月の書「勝福」

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今月の書「勝福」
櫻本坊の祈りの道は、大海人皇子がご覧になった真冬に咲く満開の桜の吉夢から始まりました。それは、壬申の乱の勝利を予言するものでした。

皇子は、勝つ意識を強く持ち、吉野からご出陣されたと伝わっています。

そして天武天皇としてご即位後は、現代に繋がる日本という国の基盤と発展を、揺るぎないものとされました。

夢を夢で、決して終わらせなかった、その意志の強さと、確実に、目標を実現させるための術と力を、天武天皇は自らの努力で磨き上げ、人々を先導し続けました。

真の「勝利」とは、己の信念を貫き、一本軸をブラさない真っすぐさと、誠実さです。
そして、何かに打ち勝つ先にあるものが、自身だけでなく、他者と社会の幸福と繁栄へと導くことです。

他人を力で負かすことが、必ずしも絶対的な勝利ではありません。同時に、賢く正直なもの、正義が必ず勝つ、とも言いきれない世の中の仕組みと矛盾もあるのが現実です。

結局は、社会の矛盾を生きる中で、諦めそうになりそうなとき、試練のとき、どこまで自分自身の意志と決断を信じきれるか。

矛盾の中で、自らが絶対守り抜きたい信念を信じきれるかどうか、その意志の強さを失わないことが、すでに己のための勝利であると、天武天皇祭の準備を行う今の時期に特に感じることです。

いま必要とされている方に、お護摩の祈りが届いていきますように

Anju

ps 本日、ライブ配信にて遥拝していただいた皆様、ありがとうございました。また、メッセージも同時にお送り頂き、心の結びに感謝致します。

より良いライブ配信をしていけますよう、精進いたします
引き続き宜しくお願い申し上げます。

櫻本坊公式Instagram↓
https://instagram.com/sakuramotobou.official  (@sakuramotobou.official)

……
護摩木を奉納し「ひらけごま」に遥拝しましょう。
*配信内容詳細・護摩木申し込みフォームはこちら↓
https://sakuramotobou.or.jp/event/contact/hirakegoma2021.html

<<年内ライブ配信日>>
午前10時より
12月4日(土)

いっぽん軸があるからこそ

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いっぽん軸があるからこそ

櫻本坊では、神仏習合 修験道の法灯継承に、常に尽力しております。

そして、性別・国籍・宗派・所属・身体的特徴・肩書等についても、どこよりも率先して多様性を尊重して受け入れています。

時代の風向きが大きく変わり続けるなか、最も大切な「心(本質)」の部分を伝えていく責任と使命。

さまざまな混乱が溢れるなか、あらためて、基礎の部分に戻る。

原点に戻ることは、後退することではありません。
むしろ、常に、前に進むこと。
行者の伝統を継いでいくのは、行者です。
しかし、それは行者単体でも、寺院単体でも、実現できません。

多様性の中にも、一本軸がなければ、単純なフリースタイルとなってしまい、法は法でなくなってしまいます。
型があるからこそ、可能になる多様性があります。

行者の「精神の軸」がブレないように、調整・指導・育成していくのが、我々寺院の役割の1つです。

もちろん…行者だけでなく、どなたにも「人として生きる道」を示し、実践を促していく体験や気づきを提供する。

1人1人の感情や考え方に寄り添いながら、意識を改革するために、道標を示していく。

今、櫻本坊が尽力している取り組みは、枠や線引きではなく、多様性を発展させるための中心軸固めであり、次世代への「日本の精神性」の確かな継承です。

Anju
何事も、自らの思考と想いが、現実を引っ張っていく。